普段は「ガーデニングの作業台」だけど、休日にはウッドデッキなどで食事をする時に役立つ「移動式ワゴン」に変身。そんな2WAY仕様の室外機カバーの作り方を日本唯一のDIY・日曜大工の専門誌「ドゥーパ!」の編集部員さんがレクチャーしてくれました。
2×4材と2×2材で、後面の骨組みを組み立てます。接合はスリムビスによる単純な突き合わせですが、割れなどを防ぐために、2〜3mm径のドリルビットで下穴をあけてからビス留めするのがオススメ。
同様に、前面の骨組みを作ります。
2×2材で、前後の骨組みをつなげば骨組みが完成。なお、前後の脚をつなぐ際に、板の厚み(89mm)でビスが届かないので、10mm径ドリルビットで穴あけしてから(座グリという)ビス留めしましょう。できればあけた穴はビス留め後、10mm径の丸棒で塞いだ方が見栄えがよくなります。
後面の骨組みの上を木材Fの1×4材でカバーします。
続いて棚板を取り付けます。棚板Oと棚板Pを並べたあと、1×4材を適宜割いて棚板Gとします。両端は脚の幅(38mm)に合わせ、1×2材(棚板K)を使っています。
天板を張ります。ここでは1×10材(天板LとM)を張り、両サイドの細い天板は、幅38mmの1×2材(天板J)を使用。
折りたたみ部分の天板Nを長蝶番で取り付けます。この天板の幅は折りたたんだときに棚部分が隠れるサイズに設定しましょう。
前面にルーバーの横板Eを取り付けます。この時、各板材の両側で打ち留めるビス(75mm)を1個にして、ルーバーが可動するようにしておくのがポイント。
1×2材でトレリス調に背板I、Hを取り付けます。ビスは35mmのスリムビスを使っています。
用意した2mm径のステンレスワイヤーとワイヤーストッパー。コチラはホームセンターで購入できます。
天板Nと後面の上板Fの両サイドにヒートンを取り付け、ワイヤーストッパーで小さな輪を作ったステンレスワイヤーを引っかけてまわし、折りたたみ式の天板を引っ張り上げて固定します。この状態が天板Nを広く使う形。なお、折りたたんだ状態の時はステンレスワイヤーをはずしておきます。
ステンレスワイヤーを引っ掛けた状態がコチラ。
脚の底にキャスターを取り付けます。ここも小さな下穴をあけてからネジ留めしたほうが安全です。なお、キャスターはストッパーつきのものを使用しましょう。
ここでは木目が見えるステイン塗装、キシラデコールのワイズを塗装しています。乾燥すれば完成です。