本企画で紹介するのは安価な材料で手軽に作れるロケットストーブ。DIYでの製作事例が多いポピュラーなタイプなんですが、実力はバッチリなのでぜひ挑戦してみてください。
フタの真ん中に煙突を当てて、マジックで円を写します。ほんの少しゆるめに書いておくとあとで煙突を差し込みやすいです。
円を8等分にし、切り線にします。等分線を増やすと切り抜く円はきれいになりますが、作業はその分増えます。
バールの先を円の中心に当てて、切りはじめの穴をあけます。穴あけしやすいものならバールでなくてもOK。金切りバサミの先が差し込める程度の穴をあけましょう。
切り線に沿って、円周まで金切りバサミで切れ込みを入れていきます。
8本の切り線すべてに切り込みを入れます。
切れ込みを写真のように内側(フタの下側)に折り曲げます。
いびつになったところはハンマーで叩き、円に近くなるように修正します。
なるべくきれいな円形の穴にしましょう。
形が整ってきたら穴をあけたフタに煙突(半直筒)を通してみましょう。引っ掛かるようなら叩いてさらに修正します。
フタと同じく、缶の本体にも煙突穴の円を墨つけします。
同じ要領で本体の円にも切り線を描いておきます。本体の穴は、底から3㎝のところに下端がくるようにします。
フタと同じように本体側の穴あけが済んだら、煙突(エビ曲90度)を差し込んで不具合がないか確認します。
エビ曲90度は本体の中に、このような感じで収まります。
本体内にエビ曲90度を取り付けた姿がコチラ。
エビ曲90度管に半直筒を取り付けてフタを差し込みます。
本体に煙突が取り付けられた状態。
半直筒は本体から1㎝だけ飛び出るようにするので、一度半直筒管を取り外してサイズに合わせてカットします。
エビ曲90度の直径の約3分の1の部分で幅がいくつあるか調べます。
切り離した半直筒を平らに叩き、そこから幅10㎝、長さ12㎝程度の板(ロストル)を作ります。
切り出したロストルを焚き口に差し込みます。ロストルの下側が煙突に新鮮な空気を送る吸気口となります。
短くした半直筒を元に戻します。
煙突と本体のすき間にパーライトを注ぎ込みます。
パーライト14ℓを全部入れるとこのようになります。これだけ入っていれば実用には十分です。
隙間からパーライトがこぼれないよう、耐熱性のあるアルミテープで塞ぎます。
天切り缶のフタをしてロケットストーブのできあがりです。