石川県金沢市に、カントリーベースという『日本一"ニッチ"な建材屋』と噂の会社がある…らしい。ニッチであるにも関わらず、イベント出展をした際には、来場者をがっつり集めているという。注目を集める、全国各地を飛び回る輸入建材屋とは?どのような会社なのかを探ってみた。
『ニッチ』・・・・・隙間を意味する。
大多数が目をつけているところの逆を行く少数派、かつ新しい流れを好む会社は、ニッチである。
『建材屋』・・・・・建築物を建てるために用いられるあらゆる材料を扱うのが建材屋。
お家作りには欠かさない建材を、工務店や職人さんに提供することが、建材屋の仕事である。
カントリーベースが目指しているのは、『輸入建材屋』という枠に収まらない
新しいスタイル。それが垣間見れるのが、ホームページに記載されているこの文言。
カントリーベースは何者なのか?
わたしたちの存在を知った工務店様や施主様の目には、
当社は「よくわからない会社」に映るようです。
「建材屋なんだけど、ただの建材屋には見えない」と。
カントリーベースは『アイデアトランク』でありたいと思います。
世界各国や全国各地を旅しながら蓄えたデザインセンスや
外壁や空間の最新アイデアをいっぱいつめこんだトランクです。
これからもたくさんのアイデアを続々と発信できるように、
わたしたちは”よくわからないけどおもしろい会社”でありつづけます。
via
カントリーベースについて|カントリーベース|Sto・セナジー塗り壁工法・デザインコンクリート・Mamanの家
カントリーベースは、『ニッチ』であろうとしている訳ではない。
面白いことをしようとしていることが、
世間的には真新しく、少数派なだけのようだ。
よくわからない建材屋さんが、なぜ注目されるのか。
興味や関心を集めるのか。その答えは『ショールーム』にあった。
一見するとバーやカフェの内装を思わせるスペースは、
カントリーベースの本社にある2階のショールームの一角。
輸入建材のサンプルを飾るのではなく、海外の風景を切り取って、
実際に再現しているようだ(主にアメリカ)。
「バーのような」と形容したが、実は本当にバーが存在している。
しかも実際にお酒が並べられており、実際に活用しているそうだ。
カントリーベースがこだわっているのは、「人が集まる場所」。
ショールームに再現しているスペースも、人気のブティックホテルや
バー、カフェやアパレルショップの一角を再現しているスペースが目立つ。
こちらの写真は、アメリカ・ロサンゼルスに実際にあるウォールアート。
カントリーベース流の材料と技術、テイストを加えてみると…。
英国を代表するバンド「ザ・ビートルズ」のジョン・レノンを模したデザインに。
ウォールアートを再現しているのは、「デザインコンクリート®︎」と呼ばれる技術。
カントリーベースは、デザインコンクリート®︎を使って、
海外の雰囲気を再現するのが得意な会社である。
施工例も多種多様。必見!
ロサンゼルスのアパレルショップには、人や犬が集まるくつろげるスペースがあった。
買い物だけが目的じゃなく、コミュニケーションを取る場としても機能するのが、
こういったスペースがあるメリットかもしれない。
海外の風景を取り入れながら、カントリーベース『らしさ』を表現する。
デザインコンクリート®︎という材料・技術は、そのためのスパイスのような
存在なのかもしれない。活用方法はまだまだありそうだ。
ちなみに、デザインコンクリート®︎を石川県金沢市から全国へと発信するために、
『デザインコンクリート®︎研修』を毎月行っているとのこと。
カントリーベースのスタッフは総勢16名。
営業部、工事部、マーケティング部、総務部で構成されており、
『全員営業』をモットーに活動している。
営業部 部長の大上氏はこう語る。
お客様が来社されるたびに、
『こんな会社で働けるって羨ましい!』
という声をいただきます。
ジャズが流れて、社員同士の笑い声や
ミーティングが行われる社内。
この空間にいるからこそ生まれるアイデア。
お越しいただけるお客様の事務所もモチベーション
の上がる空間にリノベーションして
いただけるように、ご提案しています。
カントリーベースがニッチな分野で活躍しながら注目されるのは、
『人の魅力』も大きな理由であることが垣間見れた。
カントリーベースのホームページのスタッフブログでは、
さらに個性が見えてくるのでおすすめしたい。