暑い季節でも快適にウッドデッキやバルコニーを使う方法を知りたい、そう感じている方も多いのではないでしょうか。せっかくのウッドデッキやバルコニーがあるなら、夏の晴れた日にも屋外でリラックスして過ごしたいものです。今回は、そんな願いを叶えるためのウッドデッキ・バルコニーの暑さ対策についてご紹介します。
天気の良い日には、ウッドデッキ・バルコニーでリラックスして過ごしたいと思う方もいるでしょう。しかし、直射日光を受けたウッドデッキやバルコニーの表面温度は、50℃を超えることもあります。人工木材を使用したデッキも増えていますが、これは天然木よりも熱を持ちやすく、その差が10℃前後になることも。中には高温によってやけどのリスクがあったり、素材が変形してしまうケースもあるため、対策が欠かせません。
暑さをやわらげるためには、ウッドデッキやバルコニーの表面温度を上げない工夫が重要です。直射日光を遮る工夫をすれば、デッキの温度上昇を抑えることができます。日陰をつくる主な方法として、日よけ設備の設置がおすすめです。日よけ設備には次のような種類があります。
オーニングやサンシェードの設置には、壁付けタイプ・自立型のいずれであっても、壁に穴を開けたり、しっかりとした基礎の固定が必要なため、取り付けは専門の業者に依頼するのが望ましいです。オーニングやサンシェードの価格は、サイズや素材によって異なりますが、本体のみで20万円を超えることが一般的です。加えて、工事費用としておおよそ6〜10万円以上かかります。
パーゴラの価格は、使用される素材やサイズによって大きく変わります。1〜2人用のコンパクトなタイプであれば、およそ5万円から購入可能です。一方で、複数人で利用できる大型サイズや、構造がしっかりした高品質なタイプになると、10万円以上するケースもあります。屋外に設置するものなので、耐久性の高い製品を選ぶことが重要です。また、市販の完成品だけでなく、オーダーメイドでの製作も可能です。こちらは費用が20万円程度からとなりますが、庭の広さや個々の好みに合わせたデザインで設置できるのが大きな魅力です。
マンションのバルコニーで日陰をつくる方法は主に3つあり、それぞれに異なる特徴とメリットがあります。自宅の環境や目的に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。サンシェードやオーニングは、広い範囲をしっかり覆いたい場合に適しています。突っ張り式は賃貸でも使いやすい反面、強風にはやや弱い点に注意が必要です。素材はUVカット機能や耐久性に優れたものを選ぶと、より快適な日陰が確保できます。
次に、パラソルは設置が簡単で扱いやすく、コンパクトなバルコニーにも向いています。回転式のタイプを選べば、日差しの向きに応じて角度調整ができ、使わないときは折りたたんで収納できます。遮光性やUVカット率が高いものを選ぶと、より効果的な日よけになります。最後に、グリーンカーテンは植物を使って自然な日陰を作る方法です。ゴーヤやアサガオなどのつる性植物を育てることで、見た目にも涼しげな空間が演出できます。葉の蒸散作用により気温の上昇を和らげる効果もあり、設置はプランターとネット、支柱があれば手軽に始められます。ただし、成長には時間がかかり、水やりや手入れも必要なため、手間を楽しめる方に向いています。
ベランダに人工芝や日よけ設備を設置する前には、管理規約や景観条例を必ず確認しておきましょう。マンションのベランダは共用部分とされるため、設置できるものや方法に制限がある場合があります。サンシェードやオーニングの設置が禁止されていたり、高さやサイズに規定があるケースも見られます。
また、地域によっては景観条例により外観や色に制限があるため、見た目に関わるものには特に注意が必要です。賃貸住宅では原状回復が求められるため、取り外し可能な設置方法を選ぶことが望ましいです。ルールの解釈に迷った場合は、管理組合への相談をおすすめします。事前の確認を怠ると、撤去や費用負担のリスクが生じることもあるため、慎重に進めることが重要です。
日差しを遮る効果や設置・メンテナンスのしやすさ、見た目の点でそれぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、これらを比較した上で自分のライフスタイルに合った方法を選ぶことが重要です。不明点がある場合や、どんな事例があるのかを知りたい場合は、カシワバラ・コーポレーションまでお気軽にご相談ください。お客様に最適なプランをご提案いたします。