引っ越しの挨拶に行ったらどうやら居留守…… そんなときどうする?

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      わざわざ引っ越しの挨拶に訪問したにもかかわらず、「居留守を使われて挨拶ができない!」という場面も考えられます。

      そんなときどういった対応が、正解なのでしょうか。この記事で紹介していきます。

      居留守で引っ越しの挨拶ができない

      かつては引っ越しそばを近隣へ配るという文化もあるくらい、近所への引っ越しの挨拶は慣習でした。しかし、現代では受け入れられないことも増えてきたようです。

      なかには、挨拶に行って居留守を使われるケースもあるといいます。居留守を使う側としては、しつこいセールスや勧誘、防犯の意識から他人に住まいを知られたくないなどが理由。さらにオートロック式のマンションだと、来訪の知らせが共用玄関からではなく建物内部だった場合、余計に警戒の対象となることもあるようです。

      引っ越しの挨拶はしない方が良い?

      個人情報保護の観点から小学校などでは、連絡先電話番号や氏名が載った緊急連絡名簿が廃止されるようにもなりました。こうした現代では、あまりしつこい挨拶で押しかけるようなことは避けた方が無難かもしれません。

      玄関の前でたまたますれ違ったときに、挨拶するといった程度でも問題なさそうです。

      なお、引っ越しの挨拶をしないデメリットについて以下の記事でも詳しく解説しています。

      居留守にもワケがある

      見るからに在宅しているにもかかわらず居留守を使われてしまうと、なんだか嫌な気分がしますよね。しかし、嫌がらせで居留守を使っているわけではありません。居留守する側にも理由があります。

      【理由1】防犯のため

      単身で暮らす女性は、あらかじめわかっている来客にしか対応しないようにしている場合もあります。見知らぬ来訪者は、ストーカーというリスクも考えられるためです。単身の女性宅に乗り込んで発生する事件もあり、心当たりのない来客に対しては警戒心の強い女性が多いといえます。

      また、しつこいセールスや勧誘を避ける目的もあるでしょう。一度セールストークに捕まってしまうと、なかなか帰ってもらえないため、最初から応対しないようにしているケースもあります。

      【理由2】近所付き合いを避けたい

      特に単身者の多いマンションでは、近所付き合いは希薄な傾向があります。他人との関わりをあえて避けるために、居留守を使うケースも考えられるでしょう。

      【理由3】タイミングが悪かった

      身支度の整わない状態やトイレなど、タイミングの都合で結果的に居留守になってしまうパターンもあります。こういったケースでは、改めて訪問すると挨拶に応じてくれる可能性もあるかもしれません。

      居留守をされたときの対処法とは?

      あまり何度も訪問するのは良くないと思いつつも、挨拶できないままの状態をストレスに感じる方もいるかもしれません。

      では居留守を使われた場合、どう対応するのがベストなのでしょうか。

      【対処法1】ドア越しに声をかける

      来客者がわからないと応答しないと決めている相手の場合、ドア越しに「引っ越しのご挨拶に伺いました」などと要件を伝えると、もしかしたら応対してくれるかもしれません。

      しかし、当然ですがあまりしつこく声を掛けることは避けましょう。逆に人間関係を悪化させてしまう可能性があります。

      なお、引っ越しの挨拶で使える例文については以下の記事も参考にしてみてください。

      【対処法2】手紙や挨拶品を残すのみにしておく

      お互いのことを知らない他人同士ですので、対面は避けたいと考えている方もいます。そのため無理に対面の挨拶にこだわるのではなく、ポストなどに手紙や挨拶品を残しておくだけでも良いのではないでしょうか。

      挨拶のベストのタイミングについては、以下でも解説しています。

      手紙での挨拶の仕方とは?

      手紙

      2回程度訪問したものの挨拶できない場合、手紙を残しておく方法もあります。

      手紙にはまず、引っ越しの挨拶に伺ったものの不在のため手紙での挨拶にすることを書いておきましょう。さらに、名字だけでも構わないので名前を添え、何階に引っ越してきたのか伝えられると、相手の警戒心も少しは和らぐのではないでしょうか。

      また手紙には500~1000円程度の日用品や日持ちするお菓子などを添えておくと、より好印象を与えることができるかもしれません。

      挨拶の仕方について、以下の記事でも詳しく解説しています。

      できるだけポストに投函する

      玄関のドアノブに掛けておく方法もありますが、不特定多数の人に不在を知らせてしまう恐れもあるため、あまりおすすめはできません。小さいサイズの手土産を選び、手紙を添えてポストへ投函した方が良いでしょう。

      投函できない場合は、管理員へ渡してもらうなどの手段を選び、玄関先の床に置くことは避けたほうが無難です。

      居留守でもしつこく訪問するのは避ける

      プライバシーが重視される時代ですが、ご近所との人間関係を良好に保つためにも、できる限りの範囲で挨拶はした方が良いでしょう。

      ただ、やはり防犯対策や近所付き合いを避けたいなどのさまざまな理由が考えられる以上、居留守を使われたとしてもしつこく訪問することは避けて手紙などで済ますのがベストです。

      特にマンションは価値観の異なる複数人が集まる場所。だからこそこちらは直接会って挨拶したいと思っても、相手に合わせて適度な距離感を保つほうが良さそうです。

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