施工事例で見る カシワバラの仕事
カシワバラ・コーポレーションが手がけてきた、マンション大規模修繕の数々。 立地や築年数、規模や状態も異なる多様な物件に向き合いながら、一つひとつ最適な修繕を実現してきました。
本記事では、施工事例冊子「マンションと暮らす。」より、一部の事例を抜粋してご紹介します。 数あるプロジェクトの中のほんの一部ではありますが、現場ごとの工夫や挑戦を感じていただけるはずです。
なお、冊子の全編は以下よりダウンロードいただけます。ぜひあわせてご覧ください。
MANSION DATA
名称:ふよう駅東ハイツ
築年数:築44年
戸数:88戸
構造:鉄骨鉄筋コンクリート
修繕回数:3回目
積年の懸念事項を解決し、やる価値のある工事
”九州の玄関口”とも言われる博多駅まで徒歩5分圏内、駅から東側のエリアに位置するのが、ふよう駅東ハイツ。今回が3回目の大規模修繕ですが、実は一昨年が本来の実施タイミングでした。
「同じく予定されていた全戸のサッシ交換とタイミングを入れ替えて実施したのがその理由です。これによって、足場を改めて組み直す必要がなくなり、コストカットと工期短縮の両方が叶えられました」(現場代理人・髙村さん)
大規模修繕を行うマンションは、大なり小なり問題を抱えているもの。本物件の場合、海に近く周囲に遮蔽物がないため、潮風でサビが発生。郵便ポストや玄関扉といった鉄部の劣化だけでなく、排水機能の要である屋根や雨樋に重大な問題を引き起こしていました。そこで最優先されたのが、屋上パラペットの防水です。前回の大規模修繕時に下地を剥がさず塗り直しを行なったため、経年劣化でクラックが発生。そこから漏水が起き、階下のバルコニー天井に深刻な被害を与えていたので、塗膜防水工事を施しました。積年の懸念事項を解決するためにも、”やる価値のある工事”であったと言えます。
また大規模修繕を成功させるためには、居住者からなる理事会との連携も重要。こんなことがありました。「本物件の駐車場は、年に一度のくじ引きで場所を決めるというルールがあり、しかも工事期間中に場所変えがあったため、駐車場関係に詳しい理事会役員様のお力をお借りすることで、トラブルもなく、無事作業を終えることができました」(現場代理人・髙村さん)
これも居住者による自主管理が行われている本物件ならではのエピソード。聞けば、大規模修繕を行なったことで、自主的に清掃をするなど、建物への想いがより深まったそうです。居住者様とマンションの絆を深めるお手伝いができたことは、カシワバラにとっても何よりの喜びです。
求められたこと以上を 提供できるかが大事
お話を伺ったのは、ご自身も建築業界でお仕事をされていたという田中さん。背後には御笠川があり、海にも近く潮風による塩害が問題となっていた本物件。居住者積年の要望で待望の修繕となった防水関係にフォーカス。カシワバラの仕事ぶりは、有識者の目にどう映ったのでしょうか!?
初見での不安を払拭する プレゼン資料と提案力
ーー今回の大規模修繕で、カシワバラを選んだ理由を教えてください。
「前回の大規模修繕時に依頼したのが、地元九州のゼネコン。そこで今回は、当マンションのことを隅々まで把握し、さらに大規模修繕にも精通している馴染みの設計事務所に管理設計を依頼。4社から相見積もりを取っていただいた中で、もっとも安い予算額を提示したのが初見のカシワバラさん。そこから理事会内で議論を重ねつつ、前回の大規模修繕時の副理事長で、今は理事長をされている方が発した『ものすごく活気があって、いい会社だ』という言葉と、プレゼン資料の素晴らしさが決め手に。『カシワバラがええんちゃうかな』ということでご依頼したら、大当たりでした(笑)」
居住者の想いを汲み取り 何がメリットかを考える
ーー修繕工事の内容において、印象に残っている点はありますか?
「一昨年度、他社で外部サッシを全部入れ替えてもらったんですが、その際に残っていた駄目工事(工事がほぼ完了の段階で、仕上げや不具合箇所の修正を行う作業)も、併せて対応いただけて助かりました。また、そのサッシの更新工事と大規模修繕のタイミングを入れ替えることで、足場を2度組む必要をなくし、コストカットと工期短縮が叶えられたのもポイントだと思います。あとは外壁にあしらわれた当マンションのシンボルマークの補修も。工事予定には含まれていなかったのですが、〝居住者のために〞とサービスで行なっていただいた優しい気遣いに、非常に感動いたしました」
「次回もお願いしたい」は 最大級のお褒めの言葉
ーーカシワバラで大規模修繕を行なってみて、いかがでしたか?
「現場代理人の髙村さんは、仕事がとにかく丁寧で迅速。こちらが投げたことに対し、即タイムリーに返してくれるし、好感の持てる人柄で、『担当していただけて本当に良かった』というのが、理事会メンバー全員の意見です。また私自身、前職が建築関係だったので分かるのですが、腕のいい職人さんたちを集められていたなと。挨拶もしっかりされていて雰囲気も良かったです。書面での工事アナウンスや個別のお問い合わせに、きめ細やかに対応いただけたのも助かりました。やはり業者選びは重要。次回もカシワバラにお願いしたい、いや、お願いしなきゃいけないなと考えています」
60秒でおさらい! 修繕工事内容
1.雨樋の交換
一番生活に影響を及ぼしていたのが、共用部バルコニーの雨樋。以前の鉄製排水管は勾配が浅く、中が詰まって、床が水浸しに。これを解決すべく可能な限り勾配の角度をつけつつ、塩ビ素材に更新。サビの心配もご無用です。
2.室札の交換
表札として使われる室札も、せっかくの機会ということで郵便ポストと共に交換することに。これまでのものでも不便を感じることはありませんでしたが、モダンなデザインへと生まれ変わったことによって、気分も一新!
3.共用部の塗装
外部からの来訪者も利用する共用部も、建物の印象を左右する重要なポイント。廊下や階段の壁面などを塗装してキレイに。天井のみ、次回大規模修繕まで明るさをキープできるように、やや明るめのトーンを提案しました。
外から見ても分からない問題をこの機会にまとめて解決
1.屋上パラペットの防水工事
[BEFORE]

雨をスムーズに排水するため屋根外側につけられたパラペットも、経年劣化のクラックから漏水が発生。階下のバルコニーの天井部分はボロボロ。剥落して危険な状態に。
[AFTER]
下地を全部剥がした上で、漏水の発生源であるクラックを補修。さらに塗膜防水工事を施しました。これにより防水性と排水能力が向上し、見た目の資産価値も向上。
2.外壁塗装
[BEFORE]
建物全体の印象を左右するのが外壁部分。海が近く遮蔽物のない上層階は、風雨の影響で汚れ、やや暗い印象に。さらにタイル剥がれの修繕もマストでした。
[AFTER]
高圧洗浄で表面の汚れを落とした後に、居住者たちが愛着のある既存色に塗り直し。次回の大規模修繕まで明るさを維持できるよう天井部のみ、明るめのトーンを採用。
3.雨樋の補修
[BEFORE]
「補修工事内容」でも触れたように、鉄製で詰まりやすいという問題を抱えていた排水管。調査の結果、軒樋と縦樋を斜めに繋ぐ呼び樋の細さも原因のひとつと判明。
[AFTER]

元々は予定していなかった補修箇所でしたが、居住者からの要望も多かったため追加で対応。緊急性の高かったバルコニー部分だけでなく、他箇所もまとめて補修しました。
カシワバラの通信簿
