



「大規模修繕工事の見積もりの取り方がわからない」
「相見積もりを取ったけど、具体的にどこをチェックしたらいいの?」
初めての大規模修繕を迎える分譲マンションの管理組合や修繕委員会の方の中には、上記のような疑問や悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
マンションの大規模修繕工事を手掛ける業者は数多くあり、費用やサービス内容もさまざまです。そのため、複数業者に相見積もりを取り、同一条件で比較検討することが重要です。
この記事では、大規模修繕工事の見積もりの取り方と、押さえておきたいチェックポイントを徹底解説します。見積書の内容を細かく確認する方法、見落としがちな注意点も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
カシワバラ・コーポレーションはマンション大規模修繕の専門業者ならではの、豊富な施工実績と最新のデータを有しています。
通常、見積もりの作成には時間がかかりますが、カシワバラ・コーポレーションの大規模修繕シミュレーターは、Webから簡単な質問にお答えいただくだけで、手軽にお見積もりのご確認が可能です。
無料でご利用いただけますので、ぜひ費用感の把握にお役立てください。
大規模修繕工事の見積もりの取り方5ステップ
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大規模修繕工事の見積もりの取り方5ステップは、以下の通りです。
- 大規模修繕工事の依頼方法を決める
- 建物診断を行い、結果報告書をまとめてもらう
- 居住者への説明とアンケートを行う
- 大規模修繕工事費用の相場を確認する
- 複数業者に見積もりを依頼する
それぞれのステップについて詳しく見ていきましょう。
ステップ1:大規模修繕工事の依頼方法を決める
まずは、大規模修繕工事全体の進め方の基本となる依頼方法を決めましょう。依頼方法を決めることで、具体的にどのような業者に見積もりを依頼するかが明確になるためです。
マンション大規模修繕工事の主な依頼方法は、以下の4つです。
依頼方法 | 概要 |
---|---|
設計監理方式 | 工事の設計や監理は設計事務所が行い、工事は施工業者が行う |
管理会社施工方式 | 施工業者選定から工事の監理までを、管理会社が一括で行う |
CM方式 (コンストラクション・マネージメント方式) |
専門的知識を有するCMr(コンストラクション・マネージャー)が工事監理を行う |
責任施工方式 | 設計から施工まで1つの会社が一貫して対応する |
それぞれの依頼方法にはメリット・デメリットがあるので、自分のマンションに合う依頼方法を検討しましょう。
依頼方法 | メリット | デメリット |
---|---|---|
設計監理方式 | ・適切な工事が行われているか、プロの目でチェックできる | ・別途設計事務所に支払う費用がかかる ・談合が行われるリスクがある |
管理会社施工方式 | ・管理会社にすべてを一任できる | ・競争原理が働かないため、費用が割高になりやすい |
CM方式 | ・CMrが全体の統括を行うため、スムーズに進められる | ・工事全体がCMrの力量に左右される |
責任施工方式 | ・すべてを一社に依頼するため、費用が抑えられる ・さまざまな業者とやりとりする工数がかからない |
・信頼できる業者選びが難しい ・監理の透明性に欠ける |
ステップ2:建物診断を行い、結果報告書をまとめてもらう
次に、信頼できる業者に建物診断を依頼し、結果報告書をまとめてもらいます。
建物診断は、建物の劣化状況を知るために必要不可欠な調査です。目で見るだけではわからない劣化状況も把握でき、修繕の優先順位を検討する際に役立ちます。
コンサル会社、管理会社、施工会社などに依頼して、主に以下の劣化状況を確認してもらいます。
- 外壁
- 屋根
- 屋上
- 給排水設備
- 空調設備
- 電気設備 など
診断結果は、単に修繕箇所を特定するだけでなく、「そもそも大規模修繕が今本当に必要なのか?」という視点で検討するための客観的なデータとなります。劣化状況が軽微であれば、大規模修繕の時期を数年後ろ倒しすることも視野に入れられるでしょう。
建物診断の費用は、抜き取り調査か全面(全数)調査かによって大きく異なります。
全面調査ではゴンドラなど仮設設備が必要になるため、一般的に費用は高額になります。
一方、抜き取り調査は、バルコニー内に立ち入り、手の届く範囲を対象に行う簡易的な調査で、全面調査ほどは費用がかからないことが多いです。
マンションの規模に応じても変動しますが、調査費用の目安は1回につき20万〜100万円程度です。
検査員の目視や壁面の打診による調査だけでなく、専門機器などを使用する高度な調査を実施する場合にも、調査費用は高額になります。
ステップ3:居住者への説明とアンケートを行う
大規模修繕工事を予定していることを居住者に説明し、居住者目線で劣化が気になるところがないか、アンケート調査を行いましょう。
このアンケートは、専門家の調査でも見落とされがちな細かな劣化や不具合の把握に役立ちます。共有部分だけでなく専有部分で気になる点についても回答してもらうことで、雨漏りや結露など、大規模修繕にも影響する可能性のあるトラブルが早期発見できることもあります。
また、居住者に大規模修繕の当事者意識を持ってもらうためにも有効です。大規模修繕の初期段階から居住者の意見を取り入れることで、工事への理解を深め、後の合意形成をスムーズに進めることにもつながります。
アンケート結果を踏まえて、実際に劣化や不具合の状況がどのようになっているかを確認することで、より実態に即した修繕計画が立てられます。
ステップ4:大規模修繕工事費用の相場を確認する
見積もりを取る前に、大規模修繕工事費用の相場を確認しておきましょう。実際に出てきた見積もりが適正価格かを判断するためのひとつの指標となります。
国土交通省の「令和3年度マンション大規模修繕工事に関する実態調査」によると、1戸あたりの工事費用相場は100~125万円、床面積1平米あたりの工事費用相場は1~1.5万円です。
ただし、この相場はあくまで目安であり、マンションの築年数や規模、修繕内容の範囲、使用する材料のグレードなど、さまざまな要因によって大きく変動します。
参照:国土交通省「令和3年度マンション大規模修繕工事に関する実態調査」p14,15
ステップ5:複数業者に相見積もりを依頼する
複数の業者を選定し、相見積もりを依頼しましょう。
一社だけに見積もりを依頼すると、見積もり金額が市場価格と比べて適正かの判断が難しく、不当に価格を吊り上げられていても気づかない可能性があります。
また、複数社に見積もり依頼することで、価格の妥当性だけでなく、各社の提案内容や工事方針の違いも明確になります。
あえて異なるタイプの業者を選定し、さまざまな角度から見積もり依頼をかけるのも一つの手です。
- 大手業者と中小業者
- ゼネコン系業者と大規模修繕専門業者
- 全国展開している業者と地元密着型の業者 など
ただし、見積もりを依頼する業者の数が多すぎると比較検討が大変になるため、5社程度が目安です。自分のマンションと類似したマンションの大規模修繕実績、技術者や施工管理技士の在籍状況、評判や口コミなども参考に、見積もりを依頼する業者を選定しましょう。
大規模修繕専門業者のカシワバラ・コーポレーションでは、Web上で手軽に見積もりが確認できる大規模修繕工事のシミュレーターをご用意しております。以下より質問にご回答いただければ、大規模修繕専門業者ならではの豊富な施工実績と最新データをもとにAI分析した簡易見積もりレポートをお送りしますので、ぜひお役立てください。

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大規模修繕工事の見積もりを依頼するときのポイント
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大規模修繕工事の見積もりを依頼するときのポイントは、以下の通りです。
- 同一条件で見積もりを取る
- 大規模修繕の専門業者の見積もりを取る
- 消費税込みの金額で見積もりを取る
同一条件で見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取る際には、必ず同一の条件で依頼しましょう。これができていないと、各社の見積もりを公平に比較検討できないためです。
すべての業者に全く同じ情報を伝え、同じ基準で見積もりを算出してもらいます。修繕の項目や範囲、希望事項などを盛り込んだ見積もり依頼書を作成することをおすすめします。
業者からの質問に対して明確に回答できるよう、管理組合や修繕委員会でしっかり話し合い、情報のブレがないようにすることも重要です。
大規模修繕の専門業者の見積もりを取る

大規模修繕工事は、一社は専門業者に見積もりを依頼しましょう。大規模修繕工事は専門的な知識と経験が求められる工事であり、知識や経験が乏しい業者では十分に対応できない可能性があるためです。
大規模修繕工事を請け負う業者には、専門業者以外にも、管理会社やゼネコン(総合建設業者)があります。
管理会社やゼネコンは、自社で施行を行わずに、下請けの業者に実際の修繕工事を依頼するケースが見受けられます。この場合、下請け業者によって、工事の品質にばらつきが出る可能性があるため、注意が必要です。
また、仲介手数料が発生するため、工事費用も高額になる傾向にあります。
一方、専門業者であれば、長年の経験と豊富なノウハウに基づいて、マンションの特性に応じた適切な診断、的確な提案、そして高品質な施工が期待できます。自社施工となるため、仲介手数料も発生しません。
信頼できる専門業者を見極めるためには、過去の大規模修繕実績を具体的に確認することが重要です。また、会社の規模や経営状態、加入している保証制度なども確認することで、万が一のトラブルの際にも安心できる業者かどうかを見極められます。
カシワバラ・コーポレーションは大規模修繕の専門業者で、累計施工件数は7,000件以上です。これまでさまざまなタイプのマンションの施工実績があるため、各物件の状況を見極めて、無駄のない最適なご提案が可能です。
最新データを反映しAI分析した見積もりレポートを、Web上から手軽に取得いただけますので、ぜひご活用ください。

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消費税込みの金額で見積もりを取る
見積もり金額は、必ず消費税込みで提示してもらいましょう。税抜き価格の見積もりと税込み価格の見積もりが混在すると、業者間での比較がしにくくなってしまうためです。
また、税抜き価格では最終的な支払額がわかりにくく、予算をオーバーしてしまう可能性も出てきます。
消費税を含む総額で比較することで、正確な費用感を把握できます。
大規模修繕工事の見積書のチェックポイント
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大規模修繕工事の見積書のチェックポイントは、以下の通りです。
- 工事項目ごとの見積もりが明確になっているか
- 工事内容が問題ないか
各社の見積もり項目を横並びで比較し、抜け漏れや過剰な項目がないかを徹底的に確認するようにしましょう。
工事項目ごとの見積もりが明確になっているか
まずは工事項目ごとの見積もりが明確に記載されているかを確認しましょう。
チェック項目 | 内容 |
---|---|
工事項目ごとの単価と総額 | 単価と総額で整合性が取れているか |
工事内容の詳細 |
詳しい作業内容、材料、数量などの内訳が記載されているか |
保証やアフターサポート | サービスの内容と期間、保証やサポートを受けるための条件が明確に記載されているか |
工事内容で、「一式」のような曖昧な書き方で詳細がわからない項目には要注意です。たとえば「外壁補修一式」と記載されている場合、具体的なひび割れ補修の方法、使用する材料の種類、補修箇所の範囲などがわからないため、後々のトラブルの原因となる可能性があります。
必ず、各工程における具体的な作業内容、使用する材料の名称や数量、それぞれの単価が明記されているかを確認してください。
また、同じ工事内容なのに特定の費用だけがやたらと高かったり、逆に安かったりする場合にも注意が必要です。高すぎる場合は不当な上乗せの可能性がありますし、安すぎる場合は手抜き工事や低品質な材料の使用、追加費用請求などのリスクが考えられます。
理由を業者に説明してもらい、金額の妥当性を判断するようにしましょう。
工事内容が問題ないか
見積書に記載されている工事内容が、事前の建物診断の結果や、マンションの長期修繕計画を踏まえた内容になっているかを綿密に確認しましょう。
たとえば建物診断で指摘された劣化箇所がすべて修繕対象に含まれているか、長期修繕計画で予定されている修繕サイクルに沿っているか、といった点を突き合わせることが重要です。
また、工事に使用される材料が詳細に記載されているかも重要なチェックポイントです。具体的な材料の名称、メーカー、型番、グレードなどが明記されていることを確認しましょう。見積もり時点で材料を明記してもらうことで、実際の工事の際にグレードの低い材料で作業されるなどのトラブルを防げます。
大規模修繕工事の見積もりを取るときの注意点
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大規模修繕の見積もりを取るときの注意点は、以下の通りです。
- 価格だけで業者を選ばない
- 確認したこと・決まったことは書面で残す
価格だけで業者を選ばない
大規模修繕の業者は、価格だけで選ばないようにしましょう。

見積もり金額が安いほど良いわけでは決してありません。見積もりが相場と比べて安価すぎる場合、手抜き工事や追加費用の発生、工事品質の低下といった深刻なリスクが潜んでいる可能性があります。
そのため、価格の安さだけでなく、業者の実績や信頼性、プレゼンテーション時の提案内容の具体性など、総合的な観点から業者を選定することが重要です。
業者の過去の施工現場を見学させてもらう、実際にその業者を利用したことのある他のマンション管理組合から話を聞くなど、可能な限りの情報収集を行い、多角的に業者を評価しましょう。
また、施工業者の問い合わせ窓口となる、担当者の人柄もチェックすべきポイントです。「問題が発生した際にしっかりと対応してくれそうか」「いざというときに連絡を取りやすいか」といった観点でチェックしましょう。
確認したこと・決まったことは書面で残す
業者に確認した内容、変更事項、決定事項などは、すべて書面で残すことを徹底しましょう。口頭のみのやり取りでは、「言った・言わない」の水掛け論となり、後々のトラブルの原因になりかねません。
どんなに些細なことでも、必ず議事録を作成する、メールでのやり取りを保存する、業者から覚書や確認書を発行してもらったりするなどして、記録を残す習慣をつけましょう。可能であれば決定に至る経緯や理由も含めて詳細に記録しておくことで、将来的に問題が発生した際の証拠となります。
大規模修繕工事は複数業者の相見積もりを取って比較しよう
大規模修繕工事は、居住者の安全と快適な暮らしを守り、マンションの資産価値を維持するための重要な工事です。
適正価格で質の高い工事を実現できるよう、5社を目安に複数業者に相見積もりを取り、工事費用だけでなく業者からの提案内容やアフターサポート体制などを総合的に比較検討しましょう。業者のタイプは施行の知識と技術に優れていて、仲介手数料が発生しない大規模修繕の専門業者がおすすめです。
カシワバラ・コーポレーションは、大規模修繕工事の専門業者として、豊富な実績とノウハウを有しています。これまでの経験から得た知識と最新データを活用し、安心して大規模修繕を進めていけるようにサポートいたします。
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