修繕委員会主導で走り抜いた3年間 パティオス8番街。【マンション大規模修繕工事|施工事例レポート】

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      施工事例で見る カシワバラの仕事

      カシワバラ・コーポレーションが手がけてきた、マンション大規模修繕の数々。 立地や築年数、規模や状態も異なる多様な物件に向き合いながら、一つひとつ最適な修繕を実現してきました。

      本記事では、施工事例冊子「マンションと暮らす」より、一部の事例を抜粋してご紹介します。 数あるプロジェクトの中のほんの一部ではありますが、現場ごとの工夫や挑戦を感じていただけるはずです。

      なお、冊子の全編は以下よりダウンロードいただけます。ぜひあわせてご覧ください。

       

      MANSION DATA

      名称:パティオス8番街
      築年数:築29年
      戸数:130戸
      構造:鉄筋コンクリート
      修繕回数:2回目

      資産価値を高めるために 何をどうするべきか

      マンション大規模修繕を成功させる秘訣とは?施工業者選びはもちろん重要ですし、実際に現場で働く職人の技術も大切。でも、何より大事なのが、居住者の代表である理事会や管理組合、そして修繕委員会の存在です。物件によっては施工業者に任せっきりにはせず、積極的に修繕工事に携わるところもあります。パティオス8番街が、まさにそう。しかも修繕委員会が常設されているという珍しいケースです。

      「修繕委員会の皆さんがしっかりした建築の知識と、"大規模修繕を成功させるためにはこうあるべき"という共通意識をお持ちだったので、やり取りもとてもスムーズ。管理会社やコンサルなど他者に任せっきりにせず、自分たちの家のことだから、自分たちでよく見て、よく話を聞いて、しっかり判断するという確固たる姿勢で臨まれていたので、何かあった際にも、無駄なく文字通り建設的な話し合いができ、非常に助かりました」(現場代理人・榛澤さん)

      後述しますが、修繕委員会の皆様からも「信頼して仕事を任せることができた」と、現場代理人へのお褒めの言葉をいただきました。工事完了後、敷地内に記念植樹されたブラシノキは、カシワバラと修繕委員会のメンバーが、1つのチームとして約3年間に及ぶ大規模修繕を走り抜いた証です。情熱的な真っ赤な花が、今後も本物件とそこに住む人々を見守っていってくれることでしょう。

      マンションは居住者にとって生活の場であると同時に資産。そして、価値は流動的。その点もよく理解されていることが、取材を進める中で感じられました。事実、同型マンションが並ぶベイタウンで唯一、マンション管理適正評価で5つ星を獲得。資産価値の高さは、そこに住む人々の意識の高さの表れでもあります。

      修繕箇所、周囲環境、予算や内情と、条件はケース・バイ・ケース。これから大規模修繕をお考えであれば、このパティオス8番街方式を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?

      自治運営を極めた修繕委員会がリード

      DSC06279

      修繕委員会が常設されている本物件。そこで2回目の大規模修繕計画が立ち上がった2021年から現在までの歴代理事長に、お話を伺いました。

      すべてを自分たちでやる それが8番街方式

      ーー2回目の今回は、修繕委員会主導で動き出したとか。

      「"自分たちの大規模修繕は自分たちでやる"。そう決めてから、みんなで知見を出し合い、時には外から専門家を招いて勉強会を開いたりもしました。要は、走りながら学びつつ進めていったという感じですね。こちらからいくつかの施工業者に電話して、そこで話を聞いた上で、まず決めたのが"管理会社を大規模修繕に関わらせない"ということ。後日、報告はするけれど相談もしない。あくまで自分たちだけで議論を交わして意見を集約していった結果、部分的にコンサルにお願いすることが決定し、その後、数社に連絡&プレゼンをしてもらい、最終的にカシワバラに決まりました」

      コンサルや他者に頼らず テンポよく動かす現場

      ーーカシワバラを選んだ理由は?

      「電話をした際の対応が非常に重要で、食いつきが良かったんです。カシワバラは、見積もりの内容も良くて、特に費用感は圧倒的でした。大規模修繕がスタートしてからは、週1回、現場代理人の榛澤さんを中心に定例会を開き、進捗状況や問題点などの報告をしてもらいました。何かあれば、すぐその場で決められるので、大きな問題もなく工事もテンポよく進みました。その際のポイントとして、コンサルが入る前段階で、住民から集めたアンケート回答に基づいて独自で建物調査をし、優先させる修繕箇所の集計表を作成していたのが大きかったと思います。そのおかげで追加工事もほぼなく、予定通り竣工できました」

      チームの一員として。 現場代理人が得た信頼

      ーーカシワバラ、そして現場代理人の仕事ぶりはいかがでしたか?

      「職人さんの中に、ベトナムの方がいらっしゃったのですが、若いのに仕事が丁寧で印象深かったです。挨拶や声がけなど、我々が安心できるよう努めてくれていたと感じました。現場代理人の榛澤さんは、ちゃんと会話と行動が繋がっているのが良かったですね。しかも常にお客様ファースト。なので、我々も見積もりから値切ったりせず、必要だと感じた部分はすべて承認しました。長く付き合うなら、彼のようなタイプが一番。このマンションを知り尽くしている代え難い存在なので、もし転勤や退職をすることになっても、我々が連絡できる方法は残しておいてもらいたいくらいです」

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      60秒でおさらい! 修繕工事内容

      1.中庭設備の塗り替え

      パティオス8番外_1ロの字型に設計された本物件の特徴となっているのが、ヨーロピアンテイストに拍車をかけるパティオ(中庭)の存在。この居住者たちの憩いの場に置いてある木製のテーブルやチェア、デッキ部分を塗り替えました。

      2.換気口の交換

      パティオス8番外_2電柱や電線がなく、廃棄物空気輸送システムの採用によりゴミ収集車も走らない街・幕張ベイタウンに建つだけあって、デザイン性は重要。経年によって傷んだ換気口は美観を損ねるため、この機会に更新。

      3.中継ドレン腐食部の交換

      サンライズ東照宮_3

      各フロアを跨いで伸びるドレン。その中継地点に当たる鉄部が腐食することで、雨水の流れが悪くなり漏水の原因になっていました。今回はそのドレンを交換することで排水性能を回復。地味ですが重要な工事です。

      洒脱な意匠を活かしながら 時代に合わせてアップデート

      幕張新都心にあるベイタウン。その中でも、ヨーロッパ風のデザインが目を引くパティオス8番街は、大規模修繕でどう変わったのでしょうか?

      1.スロープの設置

      [BEFORE]

      IMG_5744建物名の由来にもなっているのが中庭(パティオ)部分。アールを描く小さな階段は洒落ていますが、築30年近くなり高齢の方も増えてくると、通行に苦労するという声が…。

      [AFTER]

      DSC06119高齢の方や足が不自由な方にとって不便だった階段をバリアフリー化。階段部分をスロープへと作り替えることで利便性アップ。ベビーカーや車椅子などの通行も容易に。

      2.外壁塗装

      [BEFORE]

      IMG_3618

      大規模修繕工事において、避けては通れないのが外壁の劣化。周囲に背の高い建物が少なく、太陽光や潮風が当たることで褪色。これでは、せっかくの洒脱な意匠も台無し。

      [AFTER]

      DSC06005表面の汚れを高圧洗浄し、既存色に塗り直しただけですが印象は一変。部分的な塗り分けによるコントラストを効かせた配色が、電柱や電線のない街並みにマッチしています。


      3.防水工事(バルコニー屋上・廊下)

      [BEFORE]

      IMG_3621外壁塗装と並んで定番となっている防水工事。特に屋上部分は範囲が広く、防水性能の低下は大問題。躯体の劣化を早めて、漏水の原因にもなるので緊急を要していました。

      [AFTER]

      DSC05917BEFOREではシートを敷いただけだったため、経年による隙間も気になっていました。今回の大規模修繕では隙間を埋めて防水塗装を行い、見た目的にもスッキリした印象に。

      カシワバラの通信簿

      パティオス_01


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