住宅ローン返済中の「もしも」に備える。がん罹患・失業・要介護状態のリアルと家計への影響
要介護状態になったときの家計と住宅の関係

自宅で介護を続ける場合と、施設に入所する場合とでは、かかる費用や家計への影響が大きく異なります。
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介護の選択肢 |
主な費用の目安・影響 |
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自宅で介護を続けるケース |
バリアフリー改修:50〜200万円程度 |
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施設入所を選ぶケース |
特別養護老人ホーム:月8〜13万円程度 |
住宅ローンの取り扱い
要介護状態になっても、住宅ローンの支払い義務は基本的に残ります。「全疾病団信」に加入していれば、就業不能状態が続いた場合に残債が0円になる商品もありますが、給付条件は金融機関や商品ごとに細かく設定されていることが多いため、契約時によく確認しておきましょう。
就業不能保険・所得補償保険との組み合わせ
就業不能保険の仕組み
病気やケガで働けなくなった場合に、月10〜30万円程度の給付が受けられる保険です。住宅ローン返済と生活費の一部をカバーする目的で利用されることが多い保険です。
所得補償保険の特徴
会社員・自営業を問わず、収入減を補償する保険です。契約時の年収や職業によって保険料が変わります。
3段構えでの備え方
1段目は団信(住宅ローン残債への備え)、2段目は就業不能保険(月々の生活費への備え)、3段目は緊急資金(生活防衛費で6ヶ月分程度)。この3段構えを意識しておくことで、「もしも」の際の家計への影響を抑えやすくなります。
「もしも」を想定した資金計画チェックリスト

住宅ローン契約時に確認すること
- ・団信の保障範囲(がん・三大疾病・全疾病)
- ・既加入保険との重複がないかのチェック
- ・リスケジュール制度の有無と条件
- ・生活防衛費6ヶ月分程度の別口座での確保
定期的に見直したいこと(年1回程度)
- ・世帯収入の変化に応じた保険の見直し
- ・お子さまの成長に応じた教育資金の準備状況
- ・住宅ローン残債と資産形成のバランス
備えの金額イメージ(あくまで目安)
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備えの目的 |
金額イメージ(目安) |
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生活防衛費 |
月支出6ヶ月分 |
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医療・介護準備 |
家族1人あたり100〜200万円程度 |
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教育予備費 |
お子さま1人あたり100〜300万円程度 |
カシワバラ・アシスト 担当者の声

小林 勝之(カシワバラ・アシスト 第1営業部 次長)
ファイナンシャル・プランナー(2級FP技能士)・貸金業務取扱主任者・個人情報取扱主任者
2011年カシワバラ・アシスト入社/返済計画見直しの対応実績多数
「『団信に入っているから安心』とおっしゃる方は多いのですが、団信でカバーされるのは死亡・高度障害・所定のがん罹患など、商品ごとに定められた範囲に限られます。失業や要介護状態は対象外となっている場合も多く、公的制度や民間保険とあわせて備えておく必要があります。住宅ローンを組むタイミングで、ご家庭の『もしも』への備えを一度整理してみることをおすすめします。」
よくある質問(FAQ)
Q. 失業してしまった場合、住宅ローンの支払いは免除されますか?
A. 残念ながら、失業による住宅ローンの返済免除や残債がゼロになる制度(団信特約など)は一般的ではありません。ただし、延滞してしまう前に金融機関へ相談すれば、返済期間の延長や一時的な返済額の減額(リスケジュール)に応じてもらえるケースがあるため、早めに相談するようにしましょう。
「もしも」への備えは、住宅ローンを組むタイミングで整理を
35年の住宅ローン返済中に、「もしも」が起こる可能性はゼロではありません。がん罹患・失業・要介護状態——それぞれのリスクに対して、団信・公的制度・民間保険を組み合わせておくことで、家計への影響を抑えやすくなります。住宅ローンを組むタイミングは、こうした「もしも」への備えを見直す一つの機会でもあります。
※ カシワバラ・アシストでは、住宅ローンの専門金融機関として、団信の保障範囲や公的制度・民間保険とのバランスを踏まえたご相談にも対応しております。「今の備えで足りているか不安」という段階から、お気軽にご相談ください。
✍️ 監修者プロフィール

小林 勝之 カシワバラ・アシスト 第1営業部 次長
【保有資格】
ファイナンシャル・プランナー(2級FP技能士)・貸金業務取扱主任者・個人情報取扱主任者
【経歴】
2011年カシワバラ・アシスト入社。複雑なローン商品の比較検討から、お客様の家計状況に応じた資金計画の作成、審査書類の作成支援、融資実行までの一貫したサポートを多数手がける。詳細なシミュレーションに基づいた提案には定評があり、ライフステージの変化に応じた返済計画の見直しまで幅広く対応する住宅ローンの専門家。
【読者へのメッセージ】
住宅ローンは35年という長い時間の中で、「もしも」が起こる可能性を抱えています。がん罹患・失業・要介護状態——それぞれのリスクに対して、団信・公的制度・民間保険がどこまでカバーしてくれるのか。ご家族の状況に応じた「もしも」対策を、FPと一緒に整理していきます。


