3つそれぞれに小技が満載!全部作ってDIYスキルをアップさせよう

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      今回は、手軽にできるDIYレシピを3本立てでご用意しました。一つ一つの作り方はとてもシンプルですが、覚えておきたい、さりげないテクニックが詰まったレシピになっています。3つ全て作っても良いですし、一つだけでももちろんOK。空いた時間にぜひお試しください。

      はじめに

      「三人寄れば文殊の知恵」という言葉のように、一つ一つが素朴なものでも、3つ揃えば一気に見栄えしてくるのはDIYも同じ。ということで、今回は普段なかなか記事にできないDIYの「小ネタ」を3つまとめてご紹介させていただきます!でも侮るなかれ、それぞれが個性的な特徴を持ったプロダクトですので、全部作ればDIYテクニックがグンと上がること間違いなし。ぜひチャレンジしてみてくださいね。

      作るもの

      3つそれぞれに小技が満載!全部作ってDIYスキルをアップさせよう
      今回作るのはこちら!「花瓶」「トレイ」「タッセル」の3つになります。バラバラで置いてももちろん成立しますが、このように並べるとほんのりアジアンな世界観で統一されていて素敵ですね。飾り棚に置くインテリアとしてもオススメです。
      それぞれの特徴は追ってご紹介しますので、ぜひ最後までお目通しください。

      「花瓶」の材料

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      空き瓶
      重曹
      ペンキ(お好みの色)
      樹脂粘土

      STEP.1-1 樹脂粘土を貼り付ける

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      まずは写真のように、適当な部材を当て木にしながら樹脂粘土を薄く伸ばしてください。概ね均一にしたいので、丸棒などで生地をこねるようにすると良いでしょう。
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      次に、カッターを使って薄く伸ばした樹脂粘土を長細くカットします。軽く何度か刃を通すイメージで作業すると、綺麗に切れるのでお試しを。そして、この粘土をどう使うのかというと...。
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      この通り!空き瓶の口に巻きつけて上側を広げてください。こうすることで陶器のような雰囲気を出すことができ、「空き瓶を使って作ったんだな」と思われなくなります。付ける時のコツですが、瓶の飲み口のくぼみに手を当てて、そこに粘土がハマるように意識してみると良いです。
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      あとは、同じように薄く広げた樹脂粘土を瓶全体に貼り付けていきます。この時のポイントですが、綺麗に仕上げるのではなく、あえてムラが出るように成形しましょう。こうすることでより“焼き物感”や“手作り感”を生むことができます。

      STEP.1-2 塗装

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      もし白以外の花瓶を作りたくなった場合は、ペンキに重曹を混ぜたものを使いましょう。こうすることで少し塗料がザラザラして、立体感のある仕上がりにすることができます。
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      良い質感ができたら、ハケを使って一気に塗っていきましょう!更なるリアルさを求めるのであれば、色を塗る時は瓶に対して横向きに塗ってみてください。こうすることで、本当にろくろを回しながら作った陶器のような印象になります。
      (ちなみに写真はしっかりと縦に塗っていますね!失敬!)
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      あとは乾燥を待つだけです。が、せっかちなあなたにはドライヤーがオススメ。時は金なり、できるところでは積極的に時短していきましょう。
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      乾いたらこの通り、花瓶の完成です。飲み口の部分に一工夫するだけで、“元・空き瓶”ということは微塵も感じさせないフォルムに変身しましたね。少しいびつな形をしていても、それも味になるので問題ありません。

      「トレイ」の材料

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      丸棒加工材 900×20×1/2(半円のもの)
      ベニヤ板 1.6mm厚(大きさはお好みで)

      STEP.2-1 ボンドで底板に並べる

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      次は木製トレイのDIYですが、一瞬で完成するので見逃さないように!まずはベニヤ板(布などでも代用可)の上に、斜めに丸棒加工材を並べていきます。そして、良い並べ方が見つかったらボンドで固定してください。

      STEP.2-1 底板に合わせてカット

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      ボンドが乾いたら、ベニヤ板の大きさに合わせて丸ノコなどで余分な箇所をカット。このようにユニークなデザインのトレイが完成しました。

      「タッセル」の材料

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      ロープ 適当な長さ

      STEP.3-1 解く

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      次はタッセル作りですが、作業内容はとにかく“解く”!両端から解いて行って、中央の方だけ解かずに残しておくイメージです。すごくシンプルですが、意外と地道な作業なので、友人やご家族でおしゃべりしながら気長にやってみることをオススメします。
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      ある程度左右から解けてきたら、何本かを束ねて結んでおきましょう。この時使うのはなんでも大丈夫ですが、裁縫用の色のついた糸があると華やかでいいですね。

      STEP.3-2 アクセント的に結ぶ

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      あとは、ここかな?というところをフィーリングで結んでいき、あなたが完成だと思った時が完成です。ポイントとしては、アクセントになる位置に色付きの糸を結び、苦労して解いた部分のヒラヒラ感が活かせるようにあまり下側は結ばないようにする、などを意識してみてください。

      設置

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      そして、作ったプロダクトを3つ並べた様子がこちらです。どれも超・お手軽なレシピだったと思いますが、それを感じさせないくらい雰囲気がありますね。それでは、3つそれぞれの仕上がりを詳しくみていきましょう!
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      まずは空き瓶に樹脂粘土を固めて作った花瓶。あえてムラが出るように貼り付けたことで、光が当たった時の立体感が見ていて気持ちいいです。「この前、陶芸体験をしてきて〜」という説明を受けたら間違いなく信じてしまう完成度ですね。今回は白と黒の2色を作りましたが、黄色や青などの鮮やかな色にしてみるのもアリ!
      この樹脂粘土を使ったリメイクは花瓶に関わらずあらゆるものに応用が効くので、ぜひ習得しておきたいスキルです。
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      次はロープを解いて結ぶだけのお手軽なタッセル。玄関や壁、もう少し小さく作って車に引っ掛けておくなどしても、エスニックな雰囲気が出て良さそうです。デザインに飽きたら一度紐を解いてまた形を変えて結びなおせばイメージチェンジも可能。思い思いの使い道を考えてみてください。
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      最後は丸棒加工材を敷き詰めた木製トレイ。ただの板ではなく、凹凸のあるアスレチックライクなデザインが遊び心を感じます。一方で安定感も非常に高く、コップやケトルを乗せてもグラつかず、トレイとしての機能性もバッチリですね。取っ手をつけてお盆にしてみたり、もっと小さくしてコースターにしてみるなど、アレンジの幅も大きいのが特徴です。

      まとめ

      今回はDIYの小ネタ3種をまとめてご紹介させていただきました。作ったプロダクトはもちろんですが、今回は特に“アイデアやテクニック”の部分に注目していただいて、「あ、これってあれにも使えるかも」という自由な発想を持っていただけると嬉しいです。
      たまには、このような小ネタの紹介も面白いですね。また機会があれば記事にしてみたいと思います。それでは次のDIYで。
      撮影:薮内努(TAKIBI)
      監修:岩西剛
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