初心者でも簡単!3000円でおしゃれな飾り棚を作る方法!

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      28歳で福岡へ移住し、築40年を超える2軒の物件をセルフリノベーション。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。クローゼットの床に直置きされた荷物を整理したい方にオススメの簡単おしゃれな飾り棚をご紹介します!

      床に直置きされたカバンをどうにかしたい

      カバンや小物類を床に直置きする形で収納されている方は多いと思います。
      僕も椅子の上や床にカバンを置きっぱなしにしてしまいます。

      今回は、3畳ほどの広さのウォークインクローゼットに、小物を収納できる棚を作ってほしいと依頼がありました。
      このクローゼットには、タンスや吊り下げポールなどの収納スペースはあるが、小物を置くスペースがなく、床にカバンや小物類が直置きされている状態です。

      というわけで、床置きされているカバンや小物類を綺麗に収納できるような飾り棚を作っていこうと思います。

      飾り棚に必要な道具

      クローゼットに設置する飾り棚のサイズは「横150㎝、奥行き35㎝、高さ35㎝」。
      木中心の家具で揃えられているので違和感ないよう木材を使って作る予定です。

      今回はクローゼットで使う前提ですが、もし引越しをしてしまった場合、ただの棚であれば必要とされなくなるかもしれません。
      なので、使わなくなった時、他の部屋で使っても違和感がないようなおしゃれな棚に仕上げたいと思います。

      飾り棚の作り方

      長さ182㎝の集成材を、長さ150㎝・奥行き35㎝にカットして天板に使います。
      残りの端材は、脚として使う予定です。

      自分でカットするのもいいですが、ホームセンターには1カット数十円でやってくれるサービスがあるので、正確にカットしたい場合はお願いした方が速い上にラクなためオススメです。
      買ってきた集成材にヤスリを掛け、表面を整えます。

      今回使うのは240番。表面を整える用の中目ヤスリを使います。

      ヤスリは1枚単位で販売されていますが、ヤスリホルダーを使った方が広範囲を均一にヤスリ掛けできますし、交換もラクです。
      そのため、ヤスリホルダーとロールタイプヤスリを合わせて購入するのがオススメです。

      木目に沿って満遍なくヤスリをかけたら、乾いたタオルなどで木くずを落とします。
      ここまでが下準備。

      少し手間がかかりますが、この作業をすることで塗装が綺麗に仕上がるので、入念に。
      ヤスリ掛けした集成材に塗装をしていきます。

      今回はワトコオイルナチュラルを使用。
      塗装後に時間を置かないといけないので、ある程度時間を確保して作業にとりかかります。

      ワトコオイルは何種類も色があり、違う色を混ぜて自分好みの色にすることができるのでオススメです。
      艶もでます。

      ここで1時間ほど置いて乾かして、塗料が浮いてきたタイミングで、タオルで拭き取ります。
      続いて、脚を作っていきます。

      片方の脚は天板をカットして出たあまりの集成材を使います。
      天板と脚の木目が一緒になるので、1枚板を折り曲げたようなデザインになるイメージです。

      脚も同じようにヤスリ掛けをして、同じ色で塗装します。
      もう片方の脚は2.5㎝の角材を準備します。8本で600円です。

      格子状のアイアン風の脚にしたかったので、均等に隙間があく角材を選びました。
      角材も全面ヤスリを掛けた後に1面ずつ裏返しながらアイアンペイントで塗装します。
      2回目の塗装は耐水サンドペーパーを掛けながらの作業になります。
      (※耐水加工されており、水に濡れてもやぶれにくくなったサンドペーパーのこと)

      ウェット研磨をすることでオイルと木くずが混ざった状態のものが木材の凹みに入り、滑らかな表面になり、綺麗なツヤのある仕上がりにしてくれます。

      ちょっと面倒ですが、仕上がりを良くするために、ウェット研磨は絶対に行いましょう!
      この状態で1日乾かして、オイルが染み込むのを待ちます。
      天板を乾かしている間にアイアンペイントで塗装した角材に止め具(金折り)を取り付けます。
      棚がシンプルなデザインなので、止め具は目立たないよう、脚と同系色を使います。

      ネジはアイアンに合うように金色のものを選びました。
      次に格子脚の土台となる板の準備です。
      これも天板をカットした時に出た余りの集成材を使っています。
      全体がカクカクしているので角をヤスリで削り取り、滑らかに弧を描くようにしました。

      格子脚の土台に等間隔に設置するための印をつけ、印をつけた位置にインパクトドライバーで下穴をあけます。

      裏からビスを通して格子脚を固定します。
      1日置いて、ワトコオイルの塗装が乾いたので脚を取り付けます。

      格子脚ではない方も内側に止め具をつけようと思っていたのですが、板の薄さが18㎝と薄く、止め具では強度が不安だったので、上からビスで止めることにしました。

      格子脚を仮置きし全体のバランスを見て位置を決めたら、距離を測って左右のバランスが崩れないように調整しながら取り付けます。
      止め具と天板はインパクトドライバーを使って、少し斜めにネジを打ち込み固定します。

      完成した飾り棚

      下と横から見ても止め具がまったく気にならない仕上がりになりました。
      見た目も木材とは思えない仕上がりです。

      今回、高級感を出す為にアクセントでアイアン風の脚を取り付けましたが、本物のアイアンを使うと材料費が上がってしまいます・・・

      費用を抑えつつ高級感を出したいという方は、木材を塗装してアイアンに見立てる方法だと安く仕上げることができます。
      完成した飾り棚をクローゼットに設置しました。
      サイズはピッタリです。
      二段に分けて収納されていると、スッキリした印象になりますね。

      【DIY】おしゃれな収納棚の作り方!クローゼットで使うインテリアの作り方 Make a fancy shelf

      棚を作るのに掛かった費用
      天板:1700円
      角材:450円(1本75円)
      止め具(金折り):240円(1個40円)
      ヤスリ・オイル・ネジ:600円

      小さいサイズで良ければ費用はさらに下がります。
      天板の種類によって値段が変わるので、集成材の180㎝サイズであれば3000円程度で作ることが可能です。

      天板として分厚い板を選び、ローテーブルとしてアレンジするのもいいと思います。
      おしゃれな飾り棚を作ってみたいという人はぜひ作ってみてください!
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