ペンキで叶えるモルタル壁!?古民家リノベの“脱・和室術”part3

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      28歳で福岡へ移住し、築40年を超える2軒の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。前回、グレーの塗料を使って部屋全体をモルタル風に塗装しました。今回は押入れやドアを白と黒に塗装したり、色違いのグレーを使ってよりリアルなモルタルに近づけるように塗装します。

      セーチのDIYリノベ記録 一軒目

      こんにちは。28歳で福岡へ移住し、築40年を超える2つの物件をセルフリノベーションしながら生活しているセーチです。
      前回、グレーの塗料を使って部屋全体をモルタル風に塗装しました。今回は色違いのグレーを使って、よりリアルなモルタルに近づけるように塗装します。

      前回の記事はこちらから

      押入れにシーラーを塗る

      部屋全体をグレーで塗装し終わったので、次は押し入れ・扉・柱・出窓を塗装をしようと思います。
      部屋の中心にくるもの(押し入れ・柱・出窓)は白で統一しようと思っているので、先にシーラーでヤニ止めをしておきます。

      シーラーが乾いたら白ペンキで塗装

      シーラーを塗ってから、3時間おいて乾かしました。
      塗装前に凹んでいる部分にパテを入れて補修していきます。

      築年数が古い物件だと、シーラーを塗らずに塗装すると木からヤニが出て本当に大変なことになります。白で塗装する方はシーラーを多めに塗りましょう。
      ※前回失敗しているので、塗装の際はまずシーラーを塗ってからという行動が身につきました。

      白で塗装しても、1回目はあまりペンキが乗らず仕上がりが微妙な感じになります。
      白ペンキを使う時は最低2度塗り、気になる所は3.4回重ね塗りして仕上げると厚みがでて壁紙のような仕上がりになります。

      柱も白で塗装

      柱もシーラーを塗って3時間おいています。

      この柱は、もともと壁を固定する柱として真ん中に埋め込まれていたものです。
      この柱を中心に両側に砂壁が固定されていました。
      壁を支える為に釘がびっしりと打ち込まれていたので、パテでしっかり穴を埋め補修。
      ※補修せずに塗装すると、黒い斑点だらけになってしまいます。

      白の化粧ベニヤで押入れを補強

      押入れ中段の床が少し痛んでいたので、上から白の化粧ベニヤで補強しました。
      白ベニヤを使えば塗装する手間も省けますし、強度も上がるので安心してものを置けます。

      ここにはテレビを設置する予定なので、そこまで強度はいりませんが、念のために補強しておきます。

      ミルクペイントで扉を黒に塗装

      床と壁をモルタル風にするので、扉は黒にして引き締めようと決めていました。

      黒のペンキであればなんでもよかったのですが、前々から使ってみたかったターナーのミルクペイントを購入。ターナーのアイアンペイントがとても使い易かったので、今回もターナー製のペンキを選びました。
      ※ミルクペイントはDIYを気軽に楽しむ為に原料にこだわったターナーのオリジナルペイントです。
      アイアンペイントと同じくまったりとしています。

      Imagine Wall Paintと比べると伸びがありませんが、そのぶんしっかり色が付く感じがします。

      全体的にムラができないように2度塗りします。
      床がコンパネなので雰囲気が出ませんが、照明と床材が揃えば見違えるはずです。

      錆止めした壁を再塗装

      前回、錆びていたビス頭の上から直接塗装してしまいました。
      錆止めしないと、いずれ錆が浮いてくるので塗装した上からパテを塗って錆びが浮き出てくるのを防ぎます。

      ※本来は塗装前に行う作業ですが塗装の上からパテを塗り修正しました。

      ネジ頭の錆にじみを防ぐためにパテをした箇所を、同じ塗装のグレーで塗装しなおします。

      まだ少し乾ききっていませんが、これですぐに錆が浮き出てくることは無いと思います。
      いい仕上がりです。

      色違いのグレーでグラデーションを付ける

      壁に塗装しているのがImagine Wall Paintの「ティンボット」。薄いグレーです。
      グラデーションを付ける為に、1トーン暗いグレーの「ストーンヘンジ」を使います。

      モルタル特有のムラを出したいので、ハケで塗らずにスポンジでポンポンと叩き、その上からタオルを使って色を伸ばす感じで塗っていきます。

      やり始めてから、色が濃すぎるのでは・・・と思いましたが、まんべんなく塗らないと雰囲気が分からないので塗り進めました。
      イメージと違ったので、濃いグレーを塗った部分を薄いペンキを混ぜて塗り直します。
      乾く前であれば何度でも修正できるので安心です。

      色が濃くなり過ぎないように、「ティンボット」と「ストーンヘンジ」を混ぜながら調整して塗り進めます。

      ※乾いた箇所から色が濃くなるので、「ティンボット」で薄く上塗りしてタオルでかすれさせ調整しています。

      ペンキだけでモルタル風の塗装ができました

      薄くて見えにくいかもしれませんが、いい感じにムラができモルタルに見える仕上がりになりました。

      これで、和室を洋室に変えるという目的は達成。
      1部屋目のセルフリノベーションの時もそうでしたが、最初の面影を全く感じないくらい別の部屋になってきました。
      ※作業風景を動画にまとめています。
       より詳しく知りたい方は下記動画をご覧ください。

      【DIY】モルタル風塗装のやり方!ペンキだけで和室を洋室にセルフリノベーションVol.3

      シルバーのコンセントがアクセントになっていい感じです。
      押入れは窓からの光りが明るく、奥行きがあるように見えますね。白にして良かったです。

      今回入り口側の壁だけグレーのグラデーションをつけましたが、他の壁は綺麗なままにしておきます。インテリアに合わせて他の壁も塗装する予定です。
      ※全体を2度塗りしているので質感は前回の記事より良くなっています。詳しくは動画を見てください。

      次回はダクトレール照明を取り付けたいと思います。

      タグに「セーチのリノベ記録 一軒目」とつけていくので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。なるべく工程別に解説できるように、シリーズ物としてお伝えしていきます。

      ※この記事は2019年2月14日に「DIY MAGAZINE」で公開された記事を再編集したものです。
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