天井だってセルフで仕上げる!グレー壁紙でホテルライクな部屋作り

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      28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。1軒目2軒目に続いて、築30年の中古マンション(3軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。

      セーチのリノベ記録 3軒目

      こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

      3年前から空室になっている築30年中古マンション。
      リノベーションの見積もりを業者に出したところ、採算が合わないと放置されていました。
      そのままにしておくのは勿体無いので、僕や家族が使えるようにセルフリノベーションしていきます。
      今回はリビングキッチンに石目柄の壁紙を貼る作業です。

      前回の記事はこちら

      パテでコンクリートの下地を整える

      元々押入れがあった場所の梁はコンクリート面がボコボコの状態。
      壁側の梁は直接壁紙が貼られていたので、裏紙でこちらもボコボコの状態です。

      今のままだと壁紙が上手く引っ付かない可能性がありので、コンクリートにも塗れる「WDパテ」を施工します。
      WDパテはすでに練られている状態なので開封後すぐに使えました。
      程よく柔らかく塗りやすかったです。

      石膏ボードの壁は「下塗り用パテ」「上塗り用パテ」の2度塗りで仕上げています。

      サンゲツのグレー壁紙「FE6208」を貼る

      今回使うのはサンゲツの石目柄が特徴の「FE6208」グレーです。
      グレーの壁紙サンプルを数種類取り寄せ、光の当たり具合や照明を当てた時の雰囲気等を確かめ、薄過ぎず濃過ぎない色で気に入ったFE6208を採用しました。
      少し濃いなと思った方は、1段階薄いFE6207もあります。薄いなと思った方はFE6209を選んでください。(日光の当たり具合で印象が変わるので、明るい時間帯に確認した方がいいです。)

      壁紙を貼る道具はネットやホームセンターで購入できます。
      (一定量を購入すると、道具がセットで付いてくるお店もあるので、必要であれば別途準備してください。)
      糊付きを注文しているので、壁紙の裏面にはたっぷりと糊が付いています。
      (糊無しは安いですが、糊を別途準備する必要があるのと、糊を塗る時間がかなりかかるので、DIYで貼る場合は糊付きがオススメです)

      裏面に50mm毎にマス目で印がつけられているので、必要なサイズを測りやすいのも助かります。
      ※壁の長さより少し大きめにカットしてます。
      カットしたら、裏面に貼りつけてあるカバーを剥がし貼れる状態にします。
      (カバーは内側に折り込むように剥がすと手が汚れずに綺麗に取れます)

      どこから貼り始めるか悩んだ結果、繋ぎ目処理が楽になるであろう窓上部分に、左端が来るよう貼り始めました。
      2列目以降は縦のラインを合わせながら貼り合わせていきます。
      真ん中から左右にハケを掛けて空気を抜き、上下の余分な壁紙をカットしたら、重なっている部分に地ベラを当ててカットします。

      重なっている部分のカットは、途中で刃を離すと繋ぎ目が目立つことがあるので、刃を離さないようにして進めます。(力を入れ過ぎて石膏ボードまで切れ目が入ってしまうと、壁紙が浮いてきて隙間ができてしまうので力加減が難しいです)
      繋ぎ目部分を切り終えたら表の壁紙を剥ぎ、次に重なっている裏側の壁紙を剥がします。
      両方剥がし終えたら、ローラーを使って壁紙圧着しつなぎ合わせます。

      綺麗にカットできていれば、切れ目がどこか分からないくらい綺麗に仕上がります。
      ※壁紙専用の薄い刃の(0.25mm)カッターがあるので別途用意した方がいいです。
      コンセントやスイッチの位置はカッターでくり抜いて貼り進めます。
      重なっている部分はノリが残っているので、塗れたスポンジやウエスを使って拭き取ってください。
      (拭き取らないと糊が乾いて黄色くなったり汚れが目立ったりします)
      途中でやめると繋ぎ目の処理ができなくなるので、キリが良い所まで終わることができません。
      1日目の作業は思ったよりも時間がかかり、暗くなってしまいましたが無事に壁は全面貼り終えました。
      2日目は天井に壁紙を貼ります。
      2軒目の壁紙貼りの時は、上手く天井に引っ付けることができず短くして何とか貼りました。
      この部屋の天井は12畳とかなり広いので、以前の方法だとどうしても繋ぎ目の処理が大変です。
      なので、石膏ボードを貼る時同様、脚立を補助にして貼ってみることにしました。

      脚立側は、天井付近ギリギリに壁紙をセットし、反対側を持ち上げて天井に引っ付けます。
      素早く貼らないとベロンと剥がれ落ちるので、とにかく天井に引っ付けることを最優先に進めました。

      ※プロの方は壁紙を折りたたんで少しずつ貼りますが、糊の新鮮さが違うのでネット注文した糊付き壁紙だとこのやり方の方が簡単だと思います。
      真っ直ぐ貼ったつもりでも少しの歪みで斜めになるので、綺麗に重ねて貼るのが難しかったです。
      ここら辺は次回改善していきたいと思います。
      ※(レーザー墨出し器で線を出しておくと真っ直ぐ貼ることができます)
      梁にも同じ壁紙を貼りました。

      本当は5000mmの長さを真横1枚で貼りたかったのですが、天井で2回失敗してしまい壁紙が微妙に足りないので、縦向きに細かく貼っています。

      ※角の繋ぎ目処理が非常に面倒なので、やはり真横に貼った方が良いです。

      サンゲツのグレー壁紙を貼った部屋

      24畳の部屋全て貼るのに4日かかりました。
      パテの作業も入れると1週間かかっているので、かなり大変な作業だったなと思います。

      壁紙が貼られるといよいよ部屋の完成って感じですね。
      白いドアとグレーの壁紙も相性よくて安心しました。
      照明スイッチは全部で11個。
      本当はトルグスイッチとかジンボスイッチを付けたかったのですが、費用面で断念しました。
      グレーの壁紙に白のスイッチが目立って良いと思います。


      ※作業風景を動画にまとめているので良かったら見てください。

      【中古マンションDIY】#28 グレーの壁紙を貼る。リビングキッチンをグレイッシュな部屋にする

      天井の壁紙貼りは大変ですが、脚立の補助があれば何とかなります。
      壁紙を貼りたいけど、1人で上手くできるか不安な方は是非参考にしていただければ幸いです。

      次回はキッチンパネルを貼りたいと思います。

      これからマンション購入を検討されている方、中古住宅のリノベーションを検討している方、タグに「セーチのリノベ記録 3軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。
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