【賃貸リノベ⑧】“リノベして貸す”!ナオスフローリングで垢抜け編

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      28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。3軒目4軒目に続いて、築32年の中古マンション(5軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。

      セーチのリノベ記録 五軒目

      こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

      築32年の中古マンションを賃貸向けにリノベーションします。
      広さは約70㎡、3軒目にDIYした中古マンションシリーズと同じ建物で、もう一部屋空きがでたので修理を依頼されました。※リノベーションの見積もりを業者に出したところ、採算が合わないので父から私に依頼されました。

      間取りを3LDKから2LDKに変更しリビングキッチンを大きくして、他の物件と差別化を図ろうと思います。 この部屋は賃貸として貸し出す予定なのでなるべく早く作業を進めていきます。

      中古マンション購入を検討している方 リノベーションを検討している方の参考になるよう、どこにどれ位の費用が掛かったのか最後にお届けしたいと思います。

      アースタックを使って下地調整

      フローリングを張る前にアースタックで合板の隙間を埋めて高さ調整をします。
      微妙に空いている隙間も速乾アースタックを使って整えます。
      1日時間を置いてアースタックが固まったらフローロングを張ります。
      まずはフローリングの割り付けを確認、ドアの下に繋ぎ目がくるように張りたいので、廊下や隣の部屋との兼ね合いを見て可能かどうか確認しています。

      ドア下に繋ぎ目を持ってくると廊下の割り付けも良さそうなのでこれでいきます。

      ナオスフローリング石目柄を張る

      今回使用するフローリングは「ナオスフローリング石目柄」、柄はシエナストーンとホワイトオニキスを使います。厚さ3mm 300mm × 900mm 幅が広いワイドタイプ。

      どんな床にも上から貼ることができるナオスフローリングは床暖房、防音床にも上張りできる優れもの。厚さが3mmなのでマンションの床を解体せずに上張りできるので全国で累計200万㎡以上も施工され、爆発的に売れている人気商品です。

      床を解体しない分、工事費を安く抑えられるので普通のフローリング張り替えの1/3の値段で導入できるのも人気の理由です。
      同じ柄で部分補修もできるナオスシートという製品があり、 床が傷ついた場合でも簡単に補修できます。この部屋は賃貸に出す予定、退去時に床が傷ついていた場合、同じ柄のナオスシートで修繕できるのでナオスフローリングを導入しました。
      ドア下にはフローリングと同じ柄の見切りを取り付けました。
      まずはリビングキッチンから張り始めます。
      壁からの距離を測り、仮置きした3列目に合わせて端材を固定し基準を作ります。
      基準に合わせてボンドを塗ったら1枚目から順番に張り進めます。
      張った後はフローリングがズレないように壁際に押し込むように養生テープで固定します。
      玄関に取り付ける上り框(かまち)も同じ柄の製品を用意できます。
      廊下と奥の部屋はホワイトオニキスのフローリングを張ります。
      こちらも仮置きしたフローリングを外した順番通り張り直します。
      (石目柄なのでレンガ張りで張り進めています)
      玄関からだと白っぽく見えていましたが部屋から見ると柄がはっきり見えます。
      ホワイトオニキスは光の当たり具合で印象が変わりますね。
      手で触って凹凸ができていないか確認しながら進めています。(上手くはまってない箇所は手に引っかかる感じがします)
      最後に同じ柄の巾木をつけたら完成です。

      傷付いた床はナオスシートで補修

      押入れに工具類を置いていたら、床の一部が傷付いていました・・・
      今までは傷や凹みを直すのに、ペンや筆を使って補修するのが主流でしたが、この補修の仕方だと施工する人の技術力によって仕上がりにムラができてしまいます。
      ナオスシートは、フローリングの表面に印字されている部分を製作した特殊シート。
      製品化するまで、UR都市機構とナオス・テック株式会社が共同で何度も実証実験を繰り返し、ようやく形になった物が「ナオスシート」です。

      もともとフローリングの表面に使われている物を補修材として使うのでムラなく綺麗に仕上がり、どこを補修したかわからないくらいです。
      手順は簡単、まずは傷付近のバリをヤスリで取り除きます
      飛び散ったゴミを水拭きで取り除き、パテで穴を埋めます。
      (練り済みパテでOK)
      パテが固まったらヤスリで表面をなだらかに整えます。
      この時に、シートが引っ付きやすくなるように、貼り直す部分の全面をヤスリ掛けします。
      ヤスリをかけて白くなっている部分を水拭きで綺麗にしたら下準備OKです。
      ナオスシートを貼る前にヤスリ部分に粘着力を高めるプライマーを塗ります。
      プライマーが乾いたら、フローリングサイズより一回り大きくカットしたナオスシートを貼ります。
      気泡が残らないようにスキージーを使い、空気を押し出すように貼ります。
      裏紙を一気にめくると貼りずらいので少しずつズラすと失敗しません。
      シートを貼り終えたら溝をなぞって浮き出します。
      「ナオスシート」はオレフィンを使った特殊シートなので爪や地ベラを押し込んでも破けることはありません。この溝に合わせてカッターで余分な部分をカットしたら完成です。
      このシート補修は「床上貼りシートの施工方法」として特許登録された特許工法。
      今回は特別にナオステックさん監修のもと、補修を行いました。

      石目柄のフローリングを張り終えた部屋

      石目柄のフローリングを張り終えました。
      タイル張りにすることで整って見えます。
      子供がいると大理石での生活は冷たいし硬いので難しいですが、フローリングの石目柄であれば安心です。

      ドアを境に玄関から奥の洋室にかけてはホワイトオニキス、リビングキッチン側はシエナストーン柄にしています。上張りで300mm幅の石目柄は今まで無かったので、これから床の補修をする方は是非候補に入れてみてください。
      一度ナオスフローリングを張ってしまえば、修繕はナオスシートで傷付いた部分だけ補修できるので床を張り直す費用が抑えられ、ナオスシートの施工も数時間で終わります。
      シートを張るだけであれば修繕の際、工事音もしないので 首都圏の新築マンションの床材にナオスフローリングを導入する大手企業が増えているそうです。

      施工時間を短縮できれば、すぐに貸し出せるのでマンションオーナーは迷わずこれで良いんじゃないかと思う製品です。これからはシートで補修する時代になりそうですね。
      これからマンション購入を検討されている方、中古住宅のリノベーションを検討している方、タグに「セーチのリノベ記録 五軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。
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