【ルームツアー】好きなものに囲まれて暮らす陶芸家の「カメと猫の部屋と。」を紹介

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      カシワバラグループ提供のリリー・フランキーさんナレーションのTV番組「部屋と、リリーと」。この番組は、自分自身で作った理想のお部屋にお邪魔する番組です。   現在、テレQ(TVQ九州放送)にて毎週火曜日よる9時55分より放送中 BSテレ東にて 毎週火曜日よる10時55分より放送中の番組 カシワバラグループであるカシワバラ・コーポレーション運営の「DIYer(s)」編集部では、これまで放送してきた番組内容をご紹介します。

      フェチな視点でオンリーワンの暮らしぶりを紹介するTV番組「部屋と、リリーとvol.6」

      「部屋と、リリーと」シーズン1で2022年12月6日(火)に放送された「カメと猫の部屋と。」をご紹介します。

      今回の舞台は、陶芸家の泉 理恵さんが暮らす住居兼工房です。

      好きなものに囲まれて暮らすお部屋は、どのような空間なのでしょうか。
      早速、お邪魔します。
      今日の部屋は、住居兼工房。

      それではお邪魔します。

      昔ながらの広いたたきのある玄関ですね。
      土間の部分には陶芸などで使われる機械や棚などが置いてあり、たたきをあがると沢山の陶器が並んでいます。
      昔のお家だけあって、玄関、土間、上がり框(かまち)、と入口周辺のたっぷりとしたスペースが上手にアレンジされています。

      続いてその隣が工房です。猫が迎えてくれました。

      陶芸工房

      整理整頓されているバケツ。土が入っているのでしょうか。

      庭を眺めながらろくろスペース

      陶芸家をみつめる三毛猫

      最近では珍しくなった三毛猫が、作業の様子を眺めています。

      そういえば雄の三毛猫が少ないのは染色体の特性らしいです。この子は女の子かな?
      元々畳だった工房の床をコンクリートパネルにDIY、水気のある材料を扱うのにピッタリですね。
      ドスンとした重量感のある作業台、その上で力を込めて作業してもこれなら安心。


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      コンクリートパネルとは:
      「コンパネ」とも言われる、生のコンクリートを流し込む型枠用の合板のこと。しっかりとした厚みがあり、水分を弾く効果のある合板です。耐水性のある塗装を活かして、屋外看板や演劇などの舞台セットの材料に使用されることも多いとか。
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      さらに、板には柿渋と弁柄(陶芸で使う赤い塗料)を混ぜて作ったものを塗ったとのこと。
      フローリングワックスまでDIYです。
      塗り立ては真っ赤で地獄のような雰囲気だったとか。どのくらい赤かったのか気になります、、 


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      柿渋とは:
      果実の渋柿の未熟な果実を絞って、それを発酵・熟成させたものの抽出液。赤褐色の半透明の液体で、いわゆる「シブ」のこと、タンニンを多量に含んでいます。用途は塗料、染め物の染料のほか、万能民間薬として用いられることもあるそう。消臭効果もあるようで、ボディシャンプーの成分として見た事があるかもしれません。

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      弁柄とは:
      ベンガラ=実はオランダ語が語源ですが、インドのベンガル地方から伝来したことからこの呼び名に。日本語では「紅殻」と表記されることもあります。酸化して赤くなった鉄を赤色の顔料や研磨剤として利用されます。酸化第二鉄が主な発色の成分です。耐水性、耐光性あり。

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      使わなくなった流し台を他所から移動して工房に取り付けて水場も確保。

      なめらかな曲線の棚

      置くものを考え、使いやすいように棚をカット。DIYの醍醐味ですね

      元々あった壁の棚を自分の好みにカット。
      棚板だけでなく側面までキレイな曲線がでています。かなり有機的。
      教室の生徒さんが描いた襖の絵。
      床板がしっかり赤かったら+この襖=たしかに地獄っぽいかも。

      素敵な作品たち

      自分で作った棚を横に伏せ、その上に作品を並べています。
      作品の中にもちらりと猫がいたり。
      イカ釣り漁船の電球。
      作業の手元を明るくしてくれる役割以上に、この見た目と雰囲気がお部屋のアクセントになっていますね。

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      イカ釣り漁船の電球とは:
      「集魚球」。イカや魚が光に集まるのではなく、正確にはプランクトンが光に集まってきて、それを餌にする生き物が食物連鎖的に集まってきます。光の量が大きいのが特徴です。

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      かつての学生寮の靴箱は物入れの棚としてアップサイクル。
      上下開きの扉が目隠しになり、スッキリとした見た目です。
      外に出ると一見物置にしか見えないですが、開けると陶芸の窯でした。
      窯に火を入れても熱がこもらないようにするため、天井を高くするというDIYを。
      窯の重さが600kgもあるので、物置の床板を外してコンクリートで補強しています。
      熱も重量もこれでばっちり。
      陶芸のスペースにも、カメのスペースにもネコ。
      両者ともに、静かそうですね。
      人も含めて、それぞれが自身の関心ごとに向かえる空間みたいです。
      色々な工程のある陶芸をするためにさまざまな工夫がされていて、その途中途中に自分好みが注がれているのを見てとれました。
      こんなスペースで思い切り土を捏ねてみたい、そう思わせてくれるお部屋でした。

      ネコや亀と一緒に心地よく住める住居兼工房の陶芸家の部屋。
      今回は、陶芸家の泉 理恵さんのお部屋を紹介しました。次回も、また素敵な空間をお届けします。


      番組放送は、こちらから

      【部屋と、リリーと】#6 カメと猫の部屋と。【2022年12月6日(火)放送】ナレーション:リリー・フランキー

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