築45年物件、セルフリノベ!1部屋にかかった費用と作業内容を大公開!

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      28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。1軒目に続いて、築45年の相続物件(2軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。約2カ月かけて1部屋目をリノベーションした費用や作業工程をまとめます。

      セーチのリノベ記録 二軒目

      こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

      こちらは賃貸として使用するつもりの物件の間取り図。築年数は約45年といったところです。
      約2カ月かけて1部屋目をリノベーションした費用や作業工程をまとめます。

      前回の記事はこちら

      セルフリノベーションを始める前の部屋

      セルフリノベを始める前の天井は雨漏りが発生しており、一部が腐っている状態でした。
      しかし、今ままでの経験から、この状況を見てもなんとかなるかなと思えました。
      もちろん、雨漏り修理は素人でもできるのか不安もありましたが、方法や仕組みを調べながら進めることで新たな知識も得られました。

      それでは、さっそくセルフリノベーションを手掛けた部屋の費用を工程と合わせて公開していきます。

      工程①天井を壊す作業

      天井は石膏ボードではなく板が張られている作りだったので、バールのみで解体することができました。
      照明部分を一段高くする昔ながらの造りだったので少し戸惑いましたが、無事解体できました。

      この作業では処分費しかかからず4千円ですみました。

      ※詳しい作業工程は下記記事と動画でまとめています。

      【DIY】#2 相続物件のセルフリフォーム!天井を壊して雨漏りを特定

      工程②屋根の雨漏り修理

      雨漏り修理は、雨漏り箇所の特定方法や屋根の造りなど、事前に入念な下調べをしてから作業に取り掛かりました。

      屋根は造りや素材によって修理する内容も変わるので、いろいろなパターンを想定する必要があります。
      また、一度業者に見積もりを取ってみましたが、コーキングを流し込むだけで8万円と高額な結果に。
      下地を作って瓦を取り換える今回のやり方であればコーキングより長持ちすると思います。

      屋根の雨漏り修理では、アスファルトルーフィングやヘルメットに専用の靴など道具を購入した費用で6千円でした。

      ※雨漏り修理の詳細は下記記事にまとめています。

      【DIY】#3 相続物件をセルフリフォーム!屋根の雨漏り修理方法と掛かった費用を公開

      工程③天井の骨組みを作る作業

      屋根の修理を終えたので、角材を大量に購入し天井の骨組みを作り直します。
      とは言っても、天井の構造を知らなかったので、こちらも部材の役割から調べました。
      天井がたわまないような工夫などを知れて面白かったですが、実際作ってみると大変な作業です。

      骨組みを作るのにかかった費用は7千円でした。

      ※天井の骨組み作りの詳細は下記記事にまとめています。

      【DIY】#4 相続物件をセルフリフォーム!骨組みを新しくする天井の作り方

      工程④断熱材を入れて石膏ボードで天井を作る作業

      作った骨組みに断熱材を敷いて石膏ボードを貼り付けます。
      断熱材を入れるのも大変でしたが、何より1人で天井に石膏ボードを貼る作業は、とてつもなくキツイ作業でした。

      1枚10㎏近くある石膏ボードはとても1人で支えることができません。
      そこで今回は、脚立を補助として活用しました。

      そうしてなんとかビス止めすることができましたが、今回の工程の中で一番キツい作業だったと思います。
      ここでの費用ですが、石膏ボードは安いものの、天井裏に入れた断熱材がなかなかのお値段で8千円ほどかかりました。

      ※天井作りの詳細は下記記事にまとめています。

      【DIY】#5 相続物件をセルフリフォーム!断熱材を敷いて石膏ボードで天井を作る

      工程⑤パテ埋めと古い壁紙を剥いで下地処理をする作業

      石膏ボードの隙間にパテを施工して整えます。
      パテには下地用と上塗り用の2種類を使ってます。(3種類使うパターンもありますが、今回は2種類にしました)

      粉タイプのパテを使うのは難しそうで抵抗ありましたが、使ってみると簡単でコスパも良く今後も使いたいと思いました。

      パテ2種類とコテや受け皿の費用で7千円使いました。

      ※下地処理の詳細は下記記事にまとめています。

      【DIY】#6 相続物件をセルフリフォーム!石膏ボードの継ぎ目にパテ埋めして下地処理

      工程⑥窓枠とドア枠の木材をペンキで塗装する作業

      壁紙を貼る前に窓枠や廻縁を塗装しておきます。
      シーラーで事前にヤニ止めをしたら、何回も重ね塗りして綺麗に仕上げます。
      特に白い塗料を使う場合は綺麗に仕上がるまで時間がかかるので大変です。

      塗装にかかった費用は、黒と白の2種類で3千円でした。

      ※詳しい作業工程は下記記事と動画でまとめています。

      【DIY】#7 相続物件をセルフリフォーム!窓枠とドア枠の木材をペンキで塗装

      工程⑦壁紙を貼り変える作業

      壁紙を新しく貼る為に、古い壁紙を全て剥いでいきます。これまで、壁紙は貼り合わせが難しそうで敬遠してきましたが、やってみると以外と簡単でした。

      ですが、天井に壁紙を貼るのはかなり難しく、なかなか貼り付いてくれません。結局、半分の長さに切ってしか作業できませんでした。
      ただ、壁紙はペンキと違って一度貼れば重ね塗りしなくていいので、そこは楽ですね。

      アクセントカラーも取り入れて、簡単に部屋の印象を変えることができました。

      ここでの費用は、壁紙20mを2本注文して1万5千円です。

      ※壁紙を貼る詳しい作業工程は下記記事と動画でまとめています。

      【DIY】#8 相続物件をセルフリフォーム!壁と天井に壁紙を貼る。壁紙の貼り方の手順

      工程⑧クッションフロアを貼る作業

      最後に、クッションフロアを床に重ね張りしていきます。

      というのも、天井を急遽黒にしたので、茶色の床材だと重い雰囲気になるのではと思いアッシュグレインの床材を追加で準備しました。
      結果的に明るなりすぎず暗すぎずで、落ち着いた雰囲気の部屋に仕上ったと思います。

      また、今回は壁と床の境目を整える為に、ソフト巾木を初めて使いました。
      施工は簡単ですが、少し見た目が安っぽいかなという印象です。

      床の施工にかかった費用は、クッションフロア、接着剤、巾木で1万5千円です。

      ※クッションフロアを貼る詳しい作業工程は下記記事と動画でまとめています。

      【DIY】#9 相続物件をセルフリフォーム!床材を貼る/茶色と白のクッションフロアを比較してCFを取り付ける

      完成した部屋

      カーテンと小物を飾ったら完成です。
      押入れの扉と枠を黒にすることで引き締まった印象の部屋になりました。
      照明や植物やカーテンなどの費用2万円を追加して、合計約10万でセルフリノベーションすることができました。

      天井を解体する費用、雨漏りを修理する費用、天井を作り直す費用、壁紙を貼る費用、照明を取り付ける費用など、本来であれば60万~80万くらいかかる費用をおおよそ1/7に抑えることができました。

      【DIY】10万円で部屋丸ごとセルフリフォーム!雨漏り物件を劇的ビフォーアフター!

      今回は雨漏り修理に天井作りなど、初めてやる作業が多く作業期間が長くなりましたが、見違えるほど綺麗な部屋になりました。

      ようやく1部屋目が終わったので、次回から隣の広い部屋の作業に取り掛かろうと思います。

      これから中古物件を購入してリノーべションを施し、貸し出していきたい人にも参考になるようなシリーズ「セーチのリノベ記録 」。

      タグに「セーチのリノベ記録 二軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。
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