目次
 今回は、小スペースにも収納を増やせるハンギングラックをDIYします!玄関先で鍵や傘を掛けたり、脱衣所でバスタオルを掛けておいたり、と意外に引っ掛けておきたいものは多いので、活躍すること請け合いです!
ミニマルでスタイリッシュ!シェーカースタイルのハンギングラック
   「シェーカースタイル」をご存知でしょうか?インテリアにおけるジャンルのひとつとして認知されていて、その発祥は遡ること200年以上前。1774年、キリスト教の一派であるシェーカー教徒9人が、イギリスからアメリカのニューヨークへ渡り、布教活動をしながら独自のコミュニティを築いて暮らしていました。質素、勤勉、男女平等などをモットーに掲げ、家具や日用品も手作りしながら自給自足の暮らしを送っていました。そこで作られたチェアやオーバルボックスは、自分たちで使う以外にコミュニティ外で販売して生計を立てていたそうです。 
  
それらの家具は、「シェーカー家具」や「シェーカーデザイン」と呼ばれています。シンプルで機能的な作りが特徴で、デザイン性と実用性の高さを評価され、芸術にまで影響をもたらしました。
 
  
そんなシェーカースタイルのデザインを参考にしたハンギングラックを製作します!しかも、利便性のいい折りたたみ式!
写真をご覧のとおり、ミニマルなデザインということは構造もシンプルです。簡単に作れるので、ぜひ参考にどうぞ!
 
それらの家具は、「シェーカー家具」や「シェーカーデザイン」と呼ばれています。シンプルで機能的な作りが特徴で、デザイン性と実用性の高さを評価され、芸術にまで影響をもたらしました。
そんなシェーカースタイルのデザインを参考にしたハンギングラックを製作します!しかも、利便性のいい折りたたみ式!
写真をご覧のとおり、ミニマルなデザインということは構造もシンプルです。簡単に作れるので、ぜひ参考にどうぞ!
作るもの
 
 
   今回は、小スペースにも収納を増やせるハンギングラックをDIYします!玄関先で鍵や傘を掛けたり、脱衣所でバスタオルを掛けておいたり、と意外に引っ掛けておきたいものは多いので、活躍すること請け合いです! 
 
 
材料
 
 
   角材A(画像上) 910×18×18mm 6本 
  
角材B(画像下) 300×14×14mm 9本
※角材Aは1820×18×18mm、角材Bは910×14×14mmを各3本購入して、3等分しました。
 
 
 
角材B(画像下) 300×14×14mm 9本
※角材Aは1820×18×18mm、角材Bは910×14×14mmを各3本購入して、3等分しました。
 
 
   蝶番(ビス付き) 4つ 
  
ビス 3.1×25mm 18本
 
ビス 3.1×25mm 18本
STEP.01 高さの位置を決める
 
 
   まずは、横に取り付ける角材Bの高さを決めましょう!角材Aに棚位置の寸法をマークしますが、少しでもズレてしまうとガタつくので、床に接地する下部を揃えることが何よりも肝心! 
 
 
 
 
   上と下に取り付ける角材Bは、端から20mmの位置に設定。6本まとめて墨付けをします。今回は、ラワン材を使用していますが、ものによっては反ってしまっています。ですので、購入時に反っていないか確認を。それでも少し反っていた場合、真っ直ぐになるように押さえながら寸法をマークしましょう。 
 
 
 
 
 
 
   ビスを打ち込む祭、角材Bはそれぞれの上端と下端に合わせると仕上がりが良くなります。 
 
 
 
 
   真ん中の角材Bを取り付ける高さは、角材Aの中央となる455mmに。 
 
 
 
 
   真ん中の角材Bは、中心に取り付けます。 
 
 
STEP.02 横棒を取り付け
 
 
   ここでも見栄えを良くするために、ひと工夫。準備した角材Aの太さは18mm、角材Bの太さは14mmです。4mmの差がありますが、中心に取り付けたいので、紙を束ねて2mm厚の下敷きを作りました。こうすることで、角材Aの中心に角材Bをビス止めできます! 
 
 
 
 
   角材Aに角材Bを取り付けますが、ビスを打ち込む際に角材Bが回転しないようにボンドで接着しておきます。 
 
 
 
 
   ボンドが乾いたら、ビスで角材が割れないように下穴を空けましょう。 
 
 
 
  
   さらに完成度をアップさせるために、M6サイズのドリルを使います!ビスは頭が平らな皿ネジを使いますが、ザグリ加工を施して、ビスが露出しないようにします。 
 
 
 
 
   約5mmの深さにザグリ加工。これでビスの頭が中に入って、目立たなくなります。 
 
 
 
 
   そしてビスを打ち込みます。ちなみに、ザグリ加工したところに木ダボを差し込むと、さらに見栄えがよくなりますよ!この作業を上下に行なってください。 
 
 
 
 
   真ん中の横棒となる角材Bには、中心の7mmにマークをつけておきましょう。 
 
 
 
 
   先に高さの寸法を出しておいた角材Aと、角材Bの中心を合わせることで、中心に取り付けられます。 
 
 
 
 
   真ん中の角材Bの取り付け方も上下と同じ。ボンドで仮止めをして、下穴を空け、ザグリ加工を施し、ビス止めをしましょう。 
 
 
 
 
   もう片側の角材Aを取り付けていきます。完成時にガタつかないよう再び端をそろえてください。 
 
 
 
 
   こちら側は、少し手順が変わります。角材Bを1本ずつ取り付けてしまうと、角材Aが固定されてしまって、2本目3本目の角材Bにボンドを塗れなくなってしまいます。ですので、先にすべての下穴を空けておきましょう。 
 
 
 
 
   合わせて、ザグリ加工もボンドを塗る前に施しておく効率的です。 
  
 
 
 
 
 
   そしてお待ちかね(?)、ボンドを塗っちゃってください! 
 
 
 
 
 
 
 
 
   横に渡した3本の角材Bすべてにビス止めをします。 
 
 
 
 
   こちらでラックのひとつが完成しました! 
 
 
STEP.03 同様のラックを2つ製作
 
 
   ここまでの工程、STEP.01〜02を繰り返し、同じラックをあと2つ作ります。 
 
 
 
 
 
 
   3つ完成しました。あとは繋ぎ合わせるだけ! 
  
 
 
 
STEP.04 3つのラックを接続
 
 
   完成した3つのラックを蝶番で繋ぎ合わせていきます。 
 
 
 
 
   蝶番を止める位置は、上下ともに端から150mmの2箇所。 
 
 
 
 
   蝶番に付属していたビスを打ち込みます。 
 
 
 
 
   折りたためるように、もう片方は逆面に蝶番をつけます。 
 
 
 
 
   こちらも上下の端から150mmにビス止め。 
  
 
 
 
 
  
   これで完成しました! 
 
 
STEP.05 設置
 
 
   折りたたんでも100mm以下の厚みですし、ラワン材なので軽量。普段はしまっておいて、使う時だけ広げるのも楽チンです! 
 
 
 
 
   S字フックを使用して、小物類を引っ掛けておくのも便利! 
  
 
 
 
 
 
   バスタオルやTシャツなどを掛けておくのも良さそうですね。 
 
 
 
 
   今回はシェーカースタイルのハンギングラックをご紹介しました。ミニマルなデザインなのでどんなテイストのお部屋にもマッチするはず。高さや幅、接続するラックの数をアレンジしてみてください。ジグザグにスタンドする形を活かして、横に板を渡せば、棚を作ることもできます。折りたためるので、使用しない時は空いている隙間に収納して、デッドスペースを活かしてください!これなら収納に困りがちなキャンプに持っていけますね。ぜひ参考にしていただき、DIYに挑戦してみてください! 
 
 
   監修:岩西剛 
 
 
 
 
 
 

 