子どもも大人も夢中になれる「世界にひとつのスプーンづくり」DIYワークショップ

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      「世界にひとつのスプーンづくり」は愛知県豊川市で製造業を90年以上つづけてきた加藤数物が、展開するものづくりワークショップです。 加藤数物が運営するワークショップの中でも幅広い年齢に人気のあるもので、 家族や友人同士、地元の方々など色々なコミュニティの人たちと一緒に楽しむことができます。

      現在自動車部品などの金属部品を製造している株式会社加藤数物ですが、創業当時は学校の授業で使われる大きなコンパスや分度器を木工で製造していました。
      社名は数学、物理の頭文字を取り「加藤数物」という名前になったのが由来です。

      弊社のワークショップは、その教育の理念を体験事業に込めており「教育、体験」をコンセプトに運営しています。現在ではスプーン作りや廃材を使ったアクセサリーづくりのワークショップ、企業向けのものづくり研修も請け負っています。

      ワークショップメニュー

      左側のゴールドの材料は真鍮、右側のシルバーの材料はアルミです

      それではさっそくスプーン作りの体験について紹介いたします。

      まずは、材料と形を選ぶところから始まります。
      材料はアルミと真鍮があり実際に触ってみると大きさは同じなのに重さが違うのに驚きます。自分が気に入った素材を選び、次に6種類ある形から好きなものを選びます。
      選べる素材と形 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------
      ・アルミ/スプーン

      ・アルミ/フォーク

      ・アルミ/ミニスプーン

      ・真鍮/スプーン

      ・真鍮/フォーク

      ・真鍮/ミニスプーン
      スプーンの素材が決まったら柄の部分に文字を刻印します。金槌を使い“ドン”と力を入れて打ちます。
      力の入れ具合や打ち方によって違いが出るのでオリジナル感が出ます。

      刻印の工程

      アルファベットで好きな刻印をいれます。

      刻印を打ち終わったらスプーンの先の部分を成形していきます。
      加藤数物の地元である愛知県三河の間伐材でできた木の台を使い材料を凹んだ部分に合わせたら木槌で“トントン”と叩きます。平らな材料が変化していく様子を観察しながら、トントントン…
      スプーンを叩く振動と音が心地よく癖になっていきます。

      成型の工程

      木槌でトントン叩きます。

      叩きながら自分だけの形を探します。人それぞれ違うんです。
      「これで何を食べよう?」と想像しながら作るとあなたのカタチに仕上がっていきます。
      立ち上がった柄の部分も直してみるともうその姿は職人です。

      自分のカタチを探します

      形を自分好みに調整していきます。

      自分が納得いくまで叩きスプーンに食べたいものがイメージ出来たら成型の完成です。かかる時間は人それぞれ違いますが大人だと10分くらいで完成する人が多いです。

      次は最後の仕上げ作業「バリ取り」をしていきます。
      縁のバリ取りなのでサンドペーパーの#320を使っています。しっかりバリを取りましょう。

      バリ取りの工程

      サンドペーパーで縁のバリ取りをします。

      最後にカラビナをつけてマイスプーンの完成です。

      完成スプーン

      アルミスプーンの完成です。

      これでいつでもマイスプーンで食べることができて、サスティナブルです。
      ちなみに、実際に使ってみると微調整したくなって作ったスプーンを持ってまた叩きに来る“2度付け”をするお客さまもいます。
      他にも弊社では、工場見学、イベント出店、出張ワークショップを行っています。詳しくは、加藤数物のものづくり体験サイトmonohitoページよりご確認ください。また、SNSでも情報発信をしておりますのでご覧ください。
      みなさまのご参加をお待ちしております。
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