オフィスエントランスをおしゃれに! 設計するときのポイントとは

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      オフィスエントランスは会社の「顔」とも言える大切な部分であり、会社ならではのこだわりを持つことが非常に重要です。この記事では、オフィスエントランスの重要性について再確認し、設計の際に気を付けるべきポイントや使える素材、デザインなどについて解説します。

      オフィスエントランスは「会社の顔」と言っても過言ではありません。会社を訪れる取引先からの第一印象は、エントランスの雰囲気で決まるからです。その印象はクライアントの心理にも影響を及ぼし、場合によっては今後の取引やプロジェクトの進み方も左右するかも知れません。
      それでは、オフィスエントランスの構成時には、どのようなポイントに気を付けるべきでしょうか。
      ここではおしゃれかつ機能的なオフィスエントランスの設計にあたって、特に押さえておきたいポイントを紹介します。ぜひ会社のイメージ戦略に役立ててください。

      オフィスエントランスにこだわるメリット

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      冒頭にも挙げたように、オフィスエントランスは会社の顔。では、このオフィスエントランスにこだわる具体的なメリットはどのような点にあるのでしょうか。
      代表的なメリットを3つ紹介します。

      クライアントにポジティブな印象を与えられる

      オフィスエントランスは来訪者の印象に残ります。クライアントにとって好印象なら、商談やプロジェクトがスムーズに進む可能性もアップするでしょう。しかし、オフィスエントランスが雑然としており、相手に好ましくない印象を与えてしまうと、プロジェクトの進捗も滞るかも知れません。さらには契約条件が不利な方向へ変わる可能性も出てきます。
      このように、エントランス部分の印象は企業としての利益を左右する一因です。設計にあたっては、こだわりをもつ必要があります。

      社員のモチベーションが向上する

      次に挙げられるのが「社員のモチベーションの向上」です。
      社員は会社内部の人間なので、直接的なサービスの対象にはなりません。しかし、社員を重んじることで、会社にもさまざまな利益が生じるでしょう。逆に企業が従業員を軽く見るならば、その企業の成長は期待できません。
      オフィスエントランスを整備すれば、社員の印象もよくなり、モチベーションの向上にも役立ちます。それは企業の業績に結び付き、成長路線をつくり出すことにつながるでしょう。

      企業のブランドイメージ確立に活用できる

      次に「企業のブランドイメージ確立に活用できる」というメリットもあります。企業がブランドイメージを確立させれば、その後の営業展開にも影響します。というのも、クライアントは企業の名前とブランドを結び付けてイメージしている例が少なくないからです。
      また、会社は近隣住民へのイメージ戦略も忘れてはいけません。元気なイメージ、清潔な雰囲気など、近隣住民から良好な印象を得ることで、愛される企業を目指せます。
      こうした企業ブランドを、オフィスエントランスと共につくることは可能です。ロゴなども活用してブランドイメージを作れれば、クライアントからの好意的な反応にもつなげられます。経営戦略上も非常に重要でしょう。
      なお、企業イメージがアップすれば同業他社に差を付けることも可能です。イメージ戦略は単なる売り上げだけでなく企業としての成長にも必要なので、積極的な活用をオススメします。

      オフィスエントランスに設置すると良いもの

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      オフィスエントランスは会社にとっても非常に重要な部分であり、デザインに手を抜くべきではありません。それでは、オフィスエントランスには何を設置した方がよいのでしょうか。

      企業のロゴ

      企業のロゴは欠かせません。ロゴは対外的なイメージを決めるトレードマークです。特に注目を引く要素なので、クライアントに見えるよう設置することが大切です。設置の際には形や素材を工夫しましょう。
      例えば、金属関連の会社であればメタル素材を、食品関連であればナチュラル素材でロゴ入りのエンブレムを作れば、エントランスの象徴的アイテムになります。
      なお、ロゴを取り巻くデザインにも気を付けなければなりません。特にコーディネートは印象を左右する重要部分であり、トータルでのデザインが必要です。

      インターフォンなどの電話機

      オフィスエントランスはしばしば無人の場合があります。しかし、社内に用事がある来訪者は、内部へ連絡を取らなければなりません。そこで必要なのがインターフォンなどの電話機です。
      今では大半のクライアントが携帯電話を持っていると考えられますが、それをクライアントに使わせるのは礼儀に反するため、連絡用のデバイスは欠かせません。
      なお、デジタルサイネージの設置も有効です。デジタルサイネージとは、ディスプレイなどの電子的な表示機器を総称する言葉で、駅やショッピングモール、病院などに普及しています。オフィスエントランスに設置する場合は、企業の取り組みを映し出したり、タッチパネルでの受付をしたりといった利用方法が効果的です。

      防犯セキュリティシステム

      オフィスエントランスに来るのは、クライアントを始めとする関係者だけとは限りません。時として不審者が来ることもあり得ます。それが犯罪につながるのであれば適切な対処、すなわち防犯セキュリティ機器の設置が必要です。
      具体的には、次の機器を設置するとよいでしょう。
      ・カードキー
      ・番号ロックシステム
      ・生体認証システム
      ・防犯カメラ
      なお、セキュリティシステムだけでは不十分と思われる場合、警備会社への依頼も視野に入れなければなりません。

      オフィスエントランスで使用される素材の種類

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      ここでは、オフィスエントランスで使用される素材を確認しておきます。

      スチール素材

      まず挙げられるのがスチール素材です。スチールは金属素材でもトップクラスの強度を持ち、しかもコストも抑えられるというメリットがあります。今時のスチールを使ったオフィスアイテムはスタイリッシュなデザインなので、エントランスの印象を損ねることもありません。
      また、アルミ素材よりも遮音性に優れていたり、断熱性や耐震性に優れていたりといった点もメリットです。
      なお、スチール素材は腐食しやすいのがデメリットであるものの、室内に設置するのであれば問題は起こりにくいといえます。掃除の方法に気を付ければ大丈夫でしょう。

      ガラス素材

      ガラス素材の特徴は「光を通すこと」です。多用すればオフィスエントランス全体の明るい印象づくりに役立ちます。
      また、ガラス素材は他の素材を自由に組み合わせ、照明器などのアイテムを引き立たせることも可能です。夜間に訪れるクライアントに対してもオフィスエントランスのデザインは非常に重要なので、ガラス素材の配置によりイメージアップができます。
      なお、ガラスには壊れやすいという欠点もありますが、強化しているガラスを選ぶことで安全性は高まります。設置するアイテムの強度を確認すれば、問題はほとんど起こらないでしょう。

      木材

      木材はナチュラルで落ち着いた印象を与える素材です。オフィスエントランスの印象を温かく、しかも柔らかくする効果が狙えます。会社の業種によっては、温かいイメージが不可欠なところもあります。そのような会社には特に薦められる素材です。
      なお、木材の特徴として断熱性の高さが挙げられます。多く用いることで温度を保ちやすくなるでしょう。

      オフィスエントランスを設計するときのポイント

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      オフィスエントランスを設計する場合には、どのようなポイントに気を付けるべきでしょうか。

      照明にこだわる

      オフィスエントランスは一般的に「明るくつくる」ことが非常に大切です。明るさは印象付けに非常に大切な要因だからです。先にも挙げた通り、印象がよくなればクライアントの対応が好転する可能性があり、会社の業績にもつながるでしょう。そのため、明るさをもたらす照明へのこだわりは大切です。
      活発な企業イメージの場合は明るさを強めにし、シックで落ち着いた印象を狙う時には明るさを落とすとよいでしょう。暖色や寒色にこだわるのも重要です。
      オフィスエントランスを明るくするにあたっては、素材にも気を付けなければなりません。ガラス素材などを併せて使うのがオススメです。

      会社のコンセプトと統一させる

      会社の顔とも言えるオフィスエントランスは、事業内容やビジョンに合わせたコンセプトで統一することが非常に重要です。エントランスから社内に進んだ時に違和感の生じないデザインを考えて設計しましょう。

      オフィスエントランスの印象に合わせた備品を置く

      オフィスエントランスのイメージは、設置する備品によっても左右されます。ファニチャー類などの大型備品は元より、傘立てなどの小型備品も合わせることが大切です。
      また、モニターや空調設備などの機器も、オフィスエントランスに合わせてデザインを選ぶ必要があります。
      そのほか、備品を選定するにあたっては、来客が休憩できるようなソファなど、機能面から考えてみるのも効果的です。

      おしゃれなオフィスエントランス事例3選

      ここでは、おしゃれなオフィスエントランスの事例を3つ紹介します。

      自然を取り入れたナチュラルなエントランス

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      まずは「自然」をコンセプトとしたオフィスエントランスです。植物や木材を用いて内装を組み立てることで、ナチュラルな雰囲気を演出できます。
      また、デザインの中にアクセントを盛り込むことも大切です。木材などの温かい質感の素材に加えて、石やレンガなどを取り込むのも面白味があってよいでしょう。
      さらに、ちょっとしたオブジェも効果的です。ここでも天然素材を活用し、デザインの統一化を狙いましょう。

      カラフルな雰囲気のエントランス

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      カラフルなオフィスエントランスもオススメです。カラフルに彩れば、全体のデザインがキレイになるだけでなく、華やかさや面白味が生まれます。活発で親しみのある印象を与えてくれるほか、観葉植物と合わせたコーディネートも楽しげでよいでしょう。

      モノトーンを意識したシックなエントランス

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      白や黒などのモノトーンを基調とすると、シックなエントランスに仕上がります。ファニチャー類にこだわれば、よりスタイリッシュな印象をつくれるでしょう。業種にもよりますが、シャープな商品を扱う会社にオススメです。



      オフィスエントランスについて取り上げました。オフィスエントランスは単なる出入口ではなく、営業を考えても非常に重要な場所です。
      業績アップには、企業イメージの向上が欠かせません。オフィスエントランスは会社の顔とも言える部分です。こだわりを持ってつくることをオススメします。

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