リノベーションを行い資産価値を高めた広々ワンルーム

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      リノベーションを行ったお宅に足を運び、気になるあれこれを聞いてみる本企画。第2弾となる今回は物件のステップアップ方法などを伺ってきました。

      今ある部屋の壁や床を取り払って間取りを変更したり、床を全面フローリングにしたりするリフォームとは違い、全てを新しく作り変える「リノベーション」。そのリノベをすることで自身の生活にもたらすことを知るべく、実際にリノベーションを行った自宅にお邪魔して根掘り葉掘り伺う本企画。第2回となる今回は住み替えを意識した物件選びでリノベーションを行ったという東京は笹塚にある太田さん宅にお邪魔してきました。

      未来の住み替えを意識したリノベーション

      リノベーションを行い資産価値を高めた広々ワンルーム

      大きめの窓から差し込む光が、ホワイトベースのインテリアに清潔感を加えてくれます。

      まず始めにリノベーションを行ったきっかけを教えてください。

      「もともとインテリアに興味があったんです。なので、リノベーションの存在も知っていたんですが、詳しい実情まではわからなかったのでなかなか踏み出せなかったんです。そんな時にリノべるに入社して、周りの人が普通に物件を買っていることを知ってから抵抗がなくなりました。それで自分でもやってみようと」
      リノベーションを行い資産価値を高めた広々ワンルーム

      玄関に入ってすぐの土間には太田さんの趣味である自転車がラックを使って上手に収納されています。

      まずは最初に行ったことは?

      「物件探しですね。リノベーションをやるからには将来的に結婚することや子供のことも考えて、いざって時に売却しやすい資産性のある物件を第一優先にして探しました」

      エリアも笹塚に絞って探していたんですか?

      「当時は代田橋付近の新築賃貸に住んでいて、このエリア周辺ならだいたい何があるかわかっていたんで、結局この辺りに落ち着いちゃいましたね」
      リノベーションを行い資産価値を高めた広々ワンルーム

      自転車の向かいに設置された靴棚。こちらも見せる収納スタイルです。

      その中でもこの物件した理由は?

      「シビアな話にはなるんですが、将来的に売った時に損しずらいと思えたことが大きかった。あとは物件を買って、リノベーションして、トータルの予算に諸経費が乗った時の毎月の支払いが、そのエリアの賃貸相場と比べるとどうなのかは慎重に見ましたね。その点が噛み合ったので、この物件はGOしました」

      物件探しにおいて、今このエリアが熱いとかの流行ってあるんですか?

      「不動産はそんなに波風吹いて変わるような感じにはならないですかね。一般的に言ったらここという話はその時々上がるので、気になる方は相談している不動産屋さんに確認するといいかと思います」
      リノベーションを行い資産価値を高めた広々ワンルーム

      玄関からリビングにつながる4mの廊下脇にはカーテン式のクローゼットが。現在は奥さんの分も加わってパンパンなんだとか。

      続いて、お部屋の話に移ります。購入されたこの物件のもともとの間取りは?

      「2DKでしたね。約39㎡いう割には細かい部屋で区切られていたので、狭いなという印象でした」

      そこから部屋のデザインはどう進行されたんですか?

      「大きめのリビングダイニングを作りたいというのは初めからの希望でした。あとはもっとコンクリートむき出し感を出したかったんです。でも、実際に解体してみた時に部屋の両隣りがブロック壁だったので、むき出しの面が多くなりすぎるとかなり荒々しくなると設計さんとの打ち合わせでなったんです。そういう話し合いを続けていったらいつの間にか、むき出しの部分が天井だけになってました(笑)。とはいえ、実際に解体してみるとやはり荒々しかったので設計さんの見込みは大正解で、結果的にお任せしてよかったです」
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      続いてキッチン。この家に引っ越してから料理する機会も増えたんだそう。

      住んでみてから自分で手を加えたりはしましたか?

      「テーブルを作ったぐらいで、ほぼほぼ出来てないですね。壁に汚れがついてきたので自分で塗ってみようとかも思ったんですが、失敗しそうだなと思って怖気付いています。電動工具も買ったはいいものも全然使いこなせてないですね(笑)」
      リノベーションを行い資産価値を高めた広々ワンルーム

      コチラが太田さんお手製のテーブル。天板の形に少し変化を加えるだけ見た目もオシャレに仕上がっています。

      実際に住んでみて不便なところはありましたか?

      「家の前が首都高なので深夜まで車の走る音がするってことぐらいですかね。あとはバルコニーがないってところかなと。洗濯物も最初は浴室乾燥機を使っていたんですが、いまは部屋の梁の裏に設置した物干し竿に吊るしています。日当たりがすごくいいので、意外と乾くんですよ」
      リノベーションを行い資産価値を高めた広々ワンルーム

      格子はもともとついていたもので、部屋に合わせて塗装したんだそう。

      確かに目の前に大きな建物もないので、照明をつけなくてもすごく明るいです。部屋の植物も生き生きしていますね。

      「冬は暖かくていいんですが、夏は逆にすごく暑いですよ(笑)。あとはもともとから二重窓だったのも寒さ対策になっていますね」
      リノベーションを行い資産価値を高めた広々ワンルーム

      給湯器も観葉植物をディスプレイすることで上手くカモフラージュ。

      買って永住するのではなく、未来の生活を意識する

      ご結婚されて、次の場所に引越しを視野に入れ始めたと伺いました。

      「この家に住んでもう少しで2年になるんですが、結婚を機にもう少し広いところに引っ越すなどライフプランを夫婦で議論し始めたところですね。将来の子供のことも考えると何㎡にしようとか、どこに相撲とか細かい話もしています」
      リノベーションを行い資産価値を高めた広々ワンルーム

      コンクリートむき出しの天井には相性抜群の鉄管パイプの配線を採用。

      改めて、物件を探し始めるとして大事なことはなんでしょうか?

      「一度経験してみて思うことは、求めている条件すべてに合致する物件はなかなか出ないということ。なので、エリアの適正な価格を把握しておくことと物件の条件がハマりそうだなと思ったらどんだけ早く購入を決断できるかがやっぱり大事。ちなみにこの家は内見したその日に決めましたね」

      この物件の決め手となった月々の支払いはどのくらいでしょうか?

      「近隣の賃貸相場を考えると下回る額で収まっているかと思います。築45年というのもあって物件価格は抑えられたのかもしれませんが、メンテナンスがしっかりとされているので古さを感じないですし、特に問題はなかったですね」
      リノベーションを行い資産価値を高めた広々ワンルーム

      洗面所も清潔感のある白でまとめられていました。リノベーションすることによって、水周りもキレイになるのは嬉しいポイントですね。

      笹塚駅近くのこの広さを考えるとお得な金額感だったので、話を聞いていると自分でもやってみたくなりました。

      「物件の購入が2年前で今ほど高くはなかったというのもありますね。相場も変わってくるので下手したら売却時にプラスも考えられます。とは言え、愛着もあるのでずっと持っておくのも楽しそうだなとも思っています」

      ステップアップしていく感じが楽しそうですね。

      「子供が一人なら50〜60㎡でも大丈夫ですが、二人となったらちょっと狭いと思うんです。でも、仮にとんとんと二人できたとしても3、4年後だと思うので、またその時に家をどうするか考え始めればいいかなと思っています」
      リノベーションを行い資産価値を高めた広々ワンルーム

      植物だけでなく、ドライフラワーも活用。こういった細かな気配りが部屋の雰囲気を高めてくれています。

      最後に太田さんにとってリノベーションの魅力を教えてください。

      「自分でも驚いたんですが、一回リノベーションした家に住んでしまうと、普通の賃貸や簡単な一部分だけリフォームした部屋とかに住むのは嫌だってなってしまったんです。自分の形とか、生活動線とか、好きなテイストとかって必ず誰もが持っているものだと思うんですが、それをリノベーションすることによって全部入れ込めることができるんです。賃貸と変わらない金額でそれが可能なら、そのこだわりが詰まった家に住みたいですね」
      リノベーションを行い資産価値を高めた広々ワンルーム
      将来の子供のことまでも考えた太田さんのリノベーション。今後、笹塚の物件をどのように利用されるのかも気になるところです。皆さんもぜひ暮らしを向上させるべく、リノベーションという新たな試みに挑戦してみてはいかがでしょうか。

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