DIYerなみなさん、こんにちは。 
  
 
  富士山南麓の山と森をベースに、自然との共生の価値発信を目的として活動を行う”ホールアース自然学校”です。 
   
  
先日の記事「富士山麓で、鹿を捌く~解体編~」( 
  
https://kashiwabaralife.com/renovation/articles/8Bm6a )に続き、 
  
今回は「富士山麓で、鹿を捌く~精肉編~」です。 
  
獣が肉に変わるプロセスについて、ここでご紹介したいと思います。 
 
  
 
 
   解体施設に獣が搬入されると、まずは皮をむいて、腹を割き、内臓を取り出します。 
  
その後、各部位(ロース・ヒレ・バラ・スネ・ネックなど)に切り分ける作業を行います。 
  
ここまでが「解体」(バラシ)です。 
  
ここから、切り出した各部位をより細かく、美味しい形に整えていく作業「精肉」を行います。 
  
パワーのある野生肉のポテンシャルを最大限に活かす、とても大事な作業です。 
 
 
  
 
 
 
   毛や汚れのついてしまった汚染部位は廃棄せざるを得ませんが、人間が美味しく食べられない(=血が多い、肉が硬いなど)部位については、ペットフード用として専門の会社に卸します。 
  
いわゆる「ヒレ」「ロース」などの高級部位については少量しかとれませんが、それ以外の細かな部位についても、上手く精肉することで、味を引き出し、調理しやすい形に姿を変えてくれます。 
  
可能な限り美味しく、無駄なく、「いただきます」と言えるよう、包丁を動かすのが精肉作業です。 
 
 
  
 
 
 
   精肉後の肉は手作業でパウチし、個体識別番号の付されたシールを貼り付けて、急速冷凍にかけます。 
  
個体識別番号を確認し、HPとリンクさせれば、その肉を獲った猟師さんの顔を名前を知ることができます。 
 
 
  
 
 
 
   気持ちを込めて精肉されたジビエ肉は、ダイナミックかつ繊細な味を出してくれます。 
  
「食べる」という形で、ともに富士山麓の自然と向き合ってくれる仲間をお待ちしています。 
   
  
◆富士山麓ジビエ◆ 
   
  
http://wens.gr.jp/gibier/ 
  ※お電話・オンラインショップから鹿肉の購入が可能です。