たった2時間で漆喰壁が完成!手に取って塗るだけの「MORUMORU」って知ってた?

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      28歳で福岡へ移住し、築40年を超える2軒の物件をセルフリノベーション。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。壁紙や塗料以外で部屋にアクセントのある壁を作りたいなと思い、「手で塗るMORUMORU(モルモル)」を壁に塗ってみることにしました。

      手で塗れる「MORUMORU(モルモル)」

      MORUMORU(モルモル)は簡単に言えば漆喰風の仕上げ材です。
      ※最初に「手で塗るモルモル」と聞いた時は、手で塗れる漆喰と勘違いしていました。

      水性シリコン壁用仕上げ材と説明書きされている通り、ぽってりとした材質で初心者でも塗りやすく、漆喰のような白くてざらつきのある仕上がりになるのが特徴です。
      着色して好きな色にすることもできたり、塗り方によって凹凸をつけたり手の後を付けたりできるので、自分だけのオリジナルな壁に仕上げることができます。

      補修材としても使えるそうで、穴、溝、段差、ヒビ割れなどの目地埋めやパテとして使用でき、シックハウスの原因となる化学物質を配合しない、F☆☆☆☆を取得した安全な水性塗料で、藻・かびの発生を防ぐ効果もあります。

      ※屋外でも使用できる水性シリコン壁用仕上・補修材なので、塀などに塗ることもできます。

      モルモルを塗る前に下準備

      MORUMORU(モルモル)を塗る前に壁を水拭きして、ホコリやヤニ汚れを拭き取ります。
      ※コンセントがある場合はプレートを外してマスキングテープで保護してください。
      塗りたくないところを、マスキングテープやマスカーなどで養生していきます。
      壁際にはマスキングテープ(幅が広いタイプを使うと良いです)、床にはマスカーを使いました。この時、モルモルを塗っているとボトボト落ちるので壁際までしっかり養生してください。

      壁にMORUMORU(モルモル)を塗る

      MORUMORU(モルモル)を開封。(容器と蓋の間のストッパーを外すと開きます)
      MORUMORU(モルモル)の中にはゴム手袋が1組付属で付いてきます。
      ビニール手袋は薄い素材なので、片方に2枚重ねて使った方が破けずに塗り続けれます。

      ※付属の手袋だと塗っているとめくれてくるので、市販のゴム手袋を用意した方が塗りやすいと思います。
      手で塗るMORUMORU(モルモル)の商品名の通り、コテを使わずに手で塗れるように硬さが調整されています。練り漆喰などは多少の硬さがあるので塗ると疲れますが、モルモルはホイップクリームのように柔らかいので小さい子でも簡単に塗れると思います。

      MORUMORU(モルモル)は下地を選ばず、壁紙やコンクリートなどの上からそのまま塗ることができます。個人的には下処理なしに壁にすぐ塗れるのは凄い便利だなと思いました。

      テニスボールくらいの塊を手に取ったら、天井に近いところの壁から塗っていきます。

      塗りが薄い所は壁紙が少し透けて見えますが、しっかり塗れてる所は凹凸ができていい感じです。
      塗り始めは多少塗料っぽいニオイがするので、換気しながら作業した方がいいですね。
      ※塗り終わった後はニオイがこもるので、1週間ほど換気を続けていました。
      普通の練り漆喰だとあまり伸びないので塗るのが難しいですが、画像で見てもらうとわかるように、滑らかに伸びるMORUMORU(モルモル)は、漆喰と比べるとかなり塗りやすいです。

      多めにモルモルを壁につければ簡単に凹凸を出せます。
      凹凸をあまり目立たせたくない方は、指を使わずに手のひらで伸ばすように塗るとコテを使ったような仕上がりにすることができます。
      本当に綺麗に仕上げたい方はコテを使って塗ってください。
      壁際を塗る時は、指の腹にモルモルを乗せてマスキングテープをなぞるように塗ると綺麗に塗れました。※マスキングテープの幅が狭いやつだったので、壁際はちょっと塗りづらかったです。
      凹凸があると、窓から陽の光が入った時に陰影ができてカッコいいです。
      6畳の壁1面で14㎏の「MORUMORU(モルモル)」を使いきりました。

      2個で1部屋分の壁(6畳の部屋の壁)を塗ることができるそうですが、1個を1壁につかったので凹凸がはっきりして良い壁になりました。
      MORUMORU(モルモル)が完全に乾ききる前に養生を剥がします。
      マスカーを剥がしてゴミをひとまとめにして処理したら作業終了です。

      塗った後は乾燥時間を取る

      1時間乾燥させた「モルモル」の状態です。
      表面が乾燥して触っても手に付きませんが、完全に固まってはいないのでプニプニしています。

      3時間経った壁を触ると完全に乾燥していました。(夏(30℃)は3時間、冬(10℃)は6時間)
      手で触ってもボロボロと落ちることなく、凹凸がしっかり固まって手触りが良い感じです。
      ※凸っている箇所は普通の箇所より塊にくいので、基準の乾燥時間より多く時間を取る必要があります。

      MORUMORU(モルモル)の施工している動画はコチラ

      【DIY】凹凸のある壁に!手で塗るMORUMORU(モルモル)を壁に塗って漆喰風に仕上げる。

      「MORUMORU(モルモル)」を使って漆喰風に仕上げた壁

      夕方の部屋の様子。
      窓からの光でモルモル壁の凹凸がくっきり出て目を引きます。
      壁の前にインテリアを置くと、普通の壁紙では出せない雰囲気がより際立ちますね。
      この部屋はフォトスタジオとして使えるように立体的な壁にしました。
      実際に見ても良いなと思いましたが、写真にして見ても良いですね。
      凹凸が目立たない部分は、漆喰をコテで仕上げたような自然な仕上がりになっています。

      今回のように全面凹凸を付けずに、部分部分に凹凸を付けて塗るのも面白いかなと思います。
      練り漆喰や天然素材の漆喰を使ったことがありますが、モルモルは漆喰に比べて柔らかく塗りやすいので作業がめちゃくちゃ速く終わりました。(2時間)

      ・漆喰壁ってどんな感じなんだろうと思ってる方。
      ・アクセントクロスやペンキではなく、凹凸のある壁を簡単にDIYしたいという方。

      値段も安く簡単に塗れるので、漆喰の様な風合いを楽しみたい人は是非試してみてください。
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