~DIYを通して暮らしを楽しむ~ こどもDIY検定の講師を紹介

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      和歌山で2023年6月にスタートしたこどもDIY検定を運営しているBOX*0(ボックスゼロ)です!今回はこどもDIY講師の自宅を通してDIYへの想いをご紹介します。

      講師自宅リビング

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      今回はこどもDIY検定の講師陣の一人、メインで講師をしている北林のご紹介です。

      BOX*0のDIY担当スタッフでもあり、
      <整理収納×DIY> 暮らしカスタムアドバイザー mylife*box主宰の北林敦子。

      彼女は自宅をセルフでフルリノベーションした生粋のDIY女子です!
      DIYのアイデアが満載の自宅のリノベーションの様子と共に、こどもDIY検定への想いをインタビューしてみました。
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      自宅リフォームをきっかけにDIY講師に

      以下、講師のお話です↓↓
      10年前、和歌山で住宅関連の仕事をしていた時の古くからの友人であるボックスゼロのオーナーとのふとした再会から、ボックスゼロのオープンの際のリノベーションやDIY講師として関わることになりました。
      そのころ、購入した中古住宅をコツコツとDIYでリフォームしていたことがきっかけでした。

      1.リフォームの始まりはペイントから

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      我が家に引っ越してきたのはちょうど2000年の冬。築7年ほどの中古住宅でした。
      広さは1F・2F合わせて100㎡ほどのコンパクトな間取り。夫と私の仕事のちょうど中間地点、自然がいっぱいの立地、当時珍しかった駐車場2台スペース、何より1Fが1LDKのみのシンプルな作りが気に入って購入しました。(当時はリビング横に和室がくっついている小割りの間取りが多かったのです)
      新築という選択もあったかもしれませんが、新しいと手を入れるのがもったいない、という気持ちもあったかもしれません。

      当初、DIYの知識はほとんどありませんでしたが、リフォームの現場で大工さんや職人さんが作業している様子を見て、自分もやってみたいなあと思っていたのです。
      最初は壁のペイントから。色あせていたクロスをペイントで全部塗装!全部塗り終わったときの白く生まれ変わった空間を見た感動は今でも覚えています。
      ペイントは塗るよりも、塗る前の養生が大切だなということも学びました。

      これだけで結構キレイになったねと喜んでいたのですが、いざ住みだすと当時の流行りのダークなフロアにダークな扉色の内装がやはり暗いなあ…と気になり始め。

      建具を変えたら次は床材を貼ったり、タイルを貼ったりとどんどんリフォームの沼に。
      本を読んでは試行錯誤の連続でした。ベビーカーを押しつつホームセンターの木材コーナーをウロウロ行ったり来たりして、玄関収納が作りたくて木工教室にも通いました。

      キッチンbefore after

      吊り戸棚を解体して、床材や壁に好きな水色のタイルを貼った明るいキッチンに

      2.整理収納アドバイザーの知識も役立ちました

      また、収納が少ない間取りであったのもあり、家族が暮らしやすいようにとTVボードや、キッチンカウンター下収納、子どものおもちゃ収納や学習用の机等々…家じゅうの収納を手作りしました。
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      ダイニング

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      こどもコーナー

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      リビングTVボード

      3.DIYの良いところは『可変性』があるところ

      最近は、子どもの成長やライフスタイル合わせてTVボードのコーナーをPCスペースに。
      寝室は、収納より『ゆったりとした空間』を重視したスペースに変えたりしました。

      自分で作ったモノだから、解体もやり直しもやりやすいですね。
      定期的に模様替えをすると、スッキリして荷物の見直しにもなり一石二鳥です。
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      リビング TVボードを解体して、PCスペースに変更

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      寝室 壁面にニッチを作って漆喰塗りと木材でやすらぐ空間に

      4.最後に

      家の中をぐるっとセルフリノベして、今では1Fに和室があっても自分で解体できたのに、
      購入時にそこにこだわらなくても良かったかも…なんて思ったりします(笑)
      当時は珍しかった壁紙のペイントも、無垢のフローリングも、ずいぶんと広がってメジャーになりました。
      専門の通販サイトもたくさんあって、DIYがすごく身近になったなあと思う反面、

      私たちを取り巻く環境はどんどんデジタル化して、AIに任せる場面も増えつつある昨今。
      子どもたちは『効率重視』『情報過多』にさらされているなあと感じます。

      「工夫する」「失敗から学ぶ」「じぶんの個性を大切にする」という
      手間をかける過程を楽しみ、創造する力が育ちにくくなっているのではないかな、と思うことも。

      我が家のDIYをするときは子どもとずっと一緒に作ってきたのですが
      『どんな色にする?』と好きな色を塗ってもらったり、ちょっと難しそうなことでもチャレンジしてもらったり…

      今思えば 労働力として頼っていたようにも思いますが、とても楽しい思い出になったし
      子ども自身も、成長した今「自分の空間は自分で整えるもの」と感じてくれているようです。
      DIY自体にはあまり興味が無いようですが、片づけは私よりも上手。
      自分の「大切にしたいもの」がハッキリしているのかもしれませんね。
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      リビングペイントをする息子

      じぶんで作った小物や家具は愛おしいモノ。大事にする気持ちも生まれるし
      「じぶんで作る楽しさ」と「自然素材のあたたかみ」も感じることができます。
      自然素材は手をかけ、経年変化を楽しみ、また時間を置いて、作り変えることもできるのも良いところだと思います。

      『自分で暮らしをカスタマイズする』
      そんな愉しみの第一歩を、子どもDIYの教室を通して、子どもたちに伝えることが出来ればなあと思っています。

      「こどもDIY検定」講師陣それぞれの想い

      今回はメイン講師:北林の想いでした。
      実際に長年かけてリフォームして住み続けていることで、多くの経験や知識があるため、本当にたくさん子供たちにも伝えられる技術や工夫があります。
      そして子育ての中にもDIYが密接に関りがあり、それがどんな風に子供にプラスに作用するかを実際に経験していることで、こどもDIY検定で子供たちが何を得られるのかをわかりやすく伝えることが出来ます。
      北林のから教わることは子供たちにとって教科書通りではなくリアルなところを知ることが出来る良い機会かと思います。
      こどもDIY検定に携わるスタッフはそれぞれに子供たちへの想いもあります。
      これからもその想いが伝わるよう、BOX*0一同引き続き邁進したいと思っております。
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