この金具、もっと早く出会いたかった…。机にも早変わりな可動式シェルフ！

2×4材を使ってラックを作る壁面収納は、もはやDIYerのみなさんにとって新鮮味はありませんよね。「そこまで大きな棚はいらないけど、ちょっとした小物をしまっておくスペースがあるといいな」なんて思ったことはありませんか？そこでおすすめしたいのが、折りたためるブラケットを装着したボックス。壁にスペースが空いていて、小さな棚を設置したいならバッチリのアイテムです！棚自体は、木材を使って製作するので、塗装すれば部屋の雰囲気に合わせやすいのが魅力。DIYに慣れている方なら、あっという間に完成するので、ぜひ参考にどうぞ！

普段はカウンターテーブルのように使えて、折りたたむと収納スペースが顔を出す棚をDIY。ペイントを施して、シックに仕上げようと思います。

ターナーの折りたたみ式ブラケット
右から順に
板A　500×300x12mm　2枚
板B　76×500x12mm　1枚
板C　76×288x12mm　3枚

板Aに板Bを取り付けます。ボンドを塗り、クランプで固定しておきます。

ボンドを乾かしている間に、ネジ打ちする位置を分かりやすくするため、板Bと同じ厚みの端材でガイドを引いておきます。

板Bの厚みが明確になったので、中央へネジを打ち込むことができました。

次に板Cにもボンドを塗り、クランプで固定。そして、先に取り付けた板Aと板Bにネジで固定します。

両側に板Cを取り付けてください。

もう一枚の板Cは、ディバイダとして使用します。内寸の中央を出し、ネジで止めます。

板A側からも、ディバイダをネジで固定してください。

そして、もう一枚の板Aで蓋をしてネジ止めをしますが、中央にネジを打ち込めるように再び端材を使ってガイドを引きましょう。

ボンドを塗って、5カ所をネジ止めすれば、ボックス自体は完成です！

部屋の雰囲気と合わせるためにペイントをしようと思います！

2色で塗るので、下書きの通りにマスキングテープを貼ります。

まずはホワイトから塗布。スポンジを使って厚みとテクスチャーを出しながら塗っていきます。

マスキングテープを張り替え、次はグレーを塗ります。

ペンキが乾いたらボックスの完成です！

壁にブラケットを取り付けてから、ボックスを設置します。高さを決めたら、水平を見ながら壁に取り付けます。ちなみにiPhoneの「計測」アプリで水平を測りました。

ボックスを取り付ける際は、壁から少し離すことを忘れずに！折りたたみ式ブラケットに装着するので、少しだけ隙間を空けないと壁にぶつかってしまい、折りたためなくなってしまいます。通常であれば壁との干渉を避けるために5mmほど空けますが、今回はボックスの高さを考慮して、10mmに設定しました。

コーヒーテーブルとしても使うことができます。あまり荷重をかけないようにご注意ください。

スタンディングでも、スツールに座ってもちょうどいい高さになりました。ちょっとした食事を楽しめそうです。

折りたたむと収納部分が！壁面に設置するだけで、散らかっていた小物類がすっきりまとまります。サイズをアレンジして、キッチン周りやデスク周りなどのモノを収納してみてはいかがでしょうか。

監修：岩西剛