土足もOK!床に上張りできる床材が便利すぎた|地域密着の店舗改装がスタート④

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      28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。2軒目3軒目4軒目に続いて、福岡県にある店舗の内装リフォーム過程をお届けします。

      田主丸にある店舗の「川の駅」を改装!

      https://diy-magazine.jp/archives/14205 (81109)
       
      プロジェクトの1つ、福岡県久留米市田主丸にある「川の駅 しばかり」。
      2022年夏から打ち合わせを重ね、2023年の3月に改装作業をスタートしています。

      当施設 筑後「川の駅 しばかり」は2013年に地域の活性化を目的に開業、「川の駅 しばかり」は久留米市田主丸町の筑後川流域の側に位置、現在は直売所での商品販売や裏の畑で薬草の栽培を行っています。

      地域の高齢化や少子化、人手不足やコロナ禍を背景として売上の落ち込みや来場者の減少が深刻化していました。そこで相談を受けた市と大学が協力、当該施設を地域活性化のコア施設へと生まれ変わらせ、歴史や文化を受け継ぎ発展させる施設になることを目指して改装します。

      薬草のプロデュースや子供たちからご年配の方までを含めた人達で、賑わう魅力ある場所へと変化させることが今回の目標です。

      土足対応のナオスフローリング「アレーザ」を採用

      https://diy-magazine.jp/archives/14205 (81110)
       
      土足歩行が可能なフローリング 「ナオスフローリング アレーザ」を施工します。

      ナオスフローリング「アレーザ」とは、ナノサイズの造核材を用いた高度な結晶化制御技術により、透明性としなやかさを備えつつ、凹みやえぐれにも強いオレフィンクリア層を纏ったフローリング材です。土足歩行用として開発されたフローリングの為、耐擦り傷、耐引っかき傷、耐摩耗性、対候性(雨などの天気にも大丈夫)に優れている製品。
      ホテル、事務所、老人ホーム、幼稚園などで使用されているので、土足で利用する「川の駅」にピッタリだと思い提供していただきました。

      3mm厚のナオスフローリングは、防音フローリング(LL45)、床暖房環境、CFにも上張りできるのが特徴で、既存床に上張りができる薄さで作られています。
      解体せずに上張りでフローリングを張れるので、本来、数日かかる工事を短期間で終わらせることができます。床を解体しない分、工事費を安く抑えられるので、普通のフローリング張り替え工事の1/3の値段でできるそうです。

      床の解体作業はめちゃめちゃキツイので、施工側としても上張りで仕上げられるのは最高です。
      依頼側もコストを抑えられるので お互いにメリットある製品だと思います。

      https://diy-magazine.jp/archives/14205 (81111)
       
      張り方が少し違うくらいで、施工方法はフローリングと同じです。
      両端が同じくらいの幅になるよう位置決めをしたら、仮置きして壁沿いのフローリングサイズを合わせます。
      https://diy-magazine.jp/archives/14205 (81113)
       
      仮置きとサイズ合わせが終わったら専用の接着剤を広げます。
      フロアタイルやクッションフロアを貼る時のように、接着剤を乾燥させて粘着力を高める時間は取りません。奥から順に並べ、養生テープでズレないように固定します。
      ※接着剤を塗り過ぎると隙間からはみ出るので適量塗るのがポイントです。

      1カ所隙間ができると、 後から張るフローリング全てに隙間ができてしまうので、養生テープを貼る時にフローリングが浮いていないか確認しています。
      養生テープで固定しながら進めるので、5列~6列分に接着剤を塗り、端から乱張りで張っています。
      https://diy-magazine.jp/archives/14205 (81114)
       
      フロアタイルのように見えますがサネが付いているので構造はフローリングと同じ。
      張る時にサネを差し込むように施工するので、フローリングがズレることなく綺麗に仕上がります。

      フローリングのサネが隣のフローリングにはまるよう叩きながら張っています。
      この作業をずっと続けていると手のひらが真っ赤に・・・
      一緒に張っている方はナオステック専属の職人、フローリング張りも慣れていて、叩く音が違います。
      https://diy-magazine.jp/archives/14205 (81116)
       
      最後の1列は端材をフローリングに斜めに当て、カナヅチで軽くたたくと押し込まれるよう入っていきます。最後に上から押すようにサネをはめ込んだら綺麗に仕上がります。
      https://diy-magazine.jp/archives/14205 (81118)
       
      框はフローリングと同じ色柄の物が作られていますが、今回は予算を抑えたかったので、ホームセンターで購入した木材を框として代用しました。
      フローリングと近い色合いなので違和感なく仕上がっています。

      框を取り付けたら養生を外して作業終了、作った家具をセットして完成です。

      完成したハーブ専門店「川の駅」!

      https://diy-magazine.jp/archives/14205 (81115)
       
      重歩行(土足)対応ナオスフローリング「アレーザ」の施工が完了。
      グレーの壁にナチュラルな木目の床と家具がショップのようで見違えりました。
      ナオスフローリング「アレーザ」は、水拭き可能なので日々のメンテナンスはモップ掛けでOKです。
      2023年5月のGWからリニューアルオープン。
      「川の駅」がある田主丸の特徴を活かし、薬草で作った商品と生鮮野菜を中心に販売していきます。

      ビーカーやオリジナルパッケージに入れた薬草など、カウンターと店舗中央の1枚板に並べて販売する予定です。イベントで配った試作品の「モリンガジェラート」も販売するので、近隣を通る方や福岡県久留米方面に来られる方は是非立ち寄ってみてください。

      ※作業風景を動画にまとめています。

      【総集編】50㎡店舗をハーブ専門店に作り直す!久留米市の『川の駅』をセルフリノベーション!

      今年度の施工はここまで、また期間をあけて外回りも手を加えていきます。
      子供からご年配の方まで、多くの人達で賑わう 魅力ある場所へとなるよう地域の方々と一緒に進めていきますので、今シリーズもよろしくお願いします。
      これから古い家のリノベーションを検討している方、店舗の改築やリフォームを検討している人の参考になるようなシリーズ。タグに「セーチの店舗リノベ」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。

      店舗改装における設備投資では、多額の費用がかかります。
      改装後の売り上げ増加分でそのコストを回収できるか、適切な予算案を検討する必要があるので、店舗のリフォーム、リノベーションを検討されている方は気軽にご相談してください。
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