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プロの施工とDIYで理想の空間を実現!
 
 
 そんなお宅に2015年5月ごろから暮らすのが、Sさんご夫婦。外観だけではなく、内装にもかなりのこだわりが詰まった素敵な仕上がりになっているんだそう。そんな噂を聞きつけたので、カシワバラさんの暮らし。編集部が“新築一戸建てにまつわるアレコレ”や“インテリアのこだわり”“一軒家でのライフスタイル”などなど、取材してきました!
土間コン×ヘリンボーン!明確なテーマで家づくり
 
 
  足元には“PLEASE TAKE SHOES OFF”のメッセージ。こちらは旦那さんがステンシルで施したDIYによるもの。
 
 
  Sさんご夫婦にはもう1匹の家族、シュナウザーのマルゴくんが。本記事ではSさんのお宅をマルゴくんと一緒にナビゲート。
 
 
  土間コンとヘリンボーンの存在感は、リビングでより大きなものに。内装の中で、広い面積をとる壁と床。その2つの素材選びでお部屋のテーマが決まります。ご主人からも「壁と床は家づくりで重要なポイント」とコメントをいただきました。
 
 
  廊下には、PFSで購入したALUTECのスチールラックをレイアウト。ミリタリーコートの中に着るライナージャケットが掛かっている様子からも、ご主人の趣味がうかがえます。
 
 
  テレビ台はウッド×アイアンによるインダストリアルデザインをチョイス。棚部分には、ご主人がヴィンテージアイテムを取り扱う古着屋さんで選んだ木箱を設置。経年変化による味わい深い雰囲気がお気に入りだそう。
棚の引き手までこだわる!友人をもてなすキッチンスペース
 
 
  引っ越す前のマンションは、日の入りが悪かったとご主人。複数の窓から採光されるお部屋には、気持ちのいい日差しが入ります。
 
 
  オーク材で仕立てられた食器棚。冷蔵庫を設置した際のスペースに合わせて作られたオーダーメイド。ご主人の趣味でもあるコーヒーのグラインダーやエスプレッソメーカー、ドリッパーなどが並びます。
 
 
  扉や棚の引き手には、ハミルトンのアイアンハンドルをご自身で取り付けて、より好みに近いものへとカスタム。
 
 
  引っ越してきてからは、「友人を招いてホームパーティーを開く機会が増えた」と奥さま。マンションから戸建てに引っ越してからは、充実したおうち時間を過ごされている様子。
 
 
  キッチンから続く、洗面所。ヴィンテージ感のあるすりガラスには、まるでカフェのような“LAVATORY”のサインペイント。ご主人がカッティングシートを貼り付けた後、内側をゴールドの塗料でペイントしたもの。
 
 
  洗面所はモルタル風の壁紙と、キッチン同様タイル張りで仕上げた空間。照明やコンパクトなミラー、スクエアの実験用シンクのコーディネイトからは、アメリカンな空気が漂います。
照らすだけじゃない、照明で演出するインテリア
 
 
  工場などでも使われる、大ぶりで無骨なシルエットが人気のインダストリアルランプ。リビングなどの広いスペースに据えたいメイン照明です。こちらはHouse of Fer Travailで購入したもの。
 
 
  ヘリンボーンの壁面に設置されたマリンランプ。小ぶりですが、効果的にレイアウトすることで、お部屋にクラシックな雰囲気を加えます。
 
 
  キッチンのダクトレールには種類の異なる吊り下げ照明を。ドライフラワーとコーディネイトして、空間を上手に活用しています。
 
 
  ガード付きの蛍光灯は、工場などで採用されていることもあり、インダストリアルテイストのお部屋とも好相性。吹き抜け部分の壁に取り付けて、アクセントに。
 
 
  最後に、Sさん宅の照明スイッチはすべて、スチールカバー&アメリカンスイッチ。細かな部分ですが、ここまでこだわることがおしゃれなインテリアでは大切なのかもしれません。
素材使いでインダストリアルな空間演出!
 
 
  吹き抜け部分には、2階へ続く階段が。太畝のコーデュロイを使ったTRUCK FURNITUREのソファも、アメリカンな雰囲気作りに欠かせないアイテムです。
 
 
  マットブラックのアイアンを手すり部分に、ステップ部分にはグレーの集合材を床材にセレクト。中間色の多い空間の中を引き締めるアクセントに。
 
 
  壁面に飾られた額縁たち。実は壁の裏側にもこだわりが。「予算が上がってしまいましたが、家のほとんどの壁にはコンパネを入れています。壁に棚をつけたり、何かを飾ったりすることを想定して、取り付けてもらいました」と、諦める部分、妥協しない部分を選別することが大切と教えてくれました。
 
 
  2階にある、フリースペース。元々は壁で区切られたお部屋でしたが、開放的な空間に設計し直してもらったもの。
 
 
  壁面に設置された大きなパイプラックですが、実は塩ビ管でDIYされたもの。アイアン塗装を施すことで予算を抑えつつも、壁のサイズにぴったりフィットするものができました。
 
 
  ヴィンテージショップで購入した風合いのある木箱には、書籍などを収納。エイジングされた雰囲気が好きなご主人。新品を買った場合は物によっては、お庭に放置してあえてキズやかすれを与えることもあるんだとか。
 
 
  吹き抜け部分からリビング、ダイニングを見下ろすと、アイアンとウッドがバランスよく取り入れられているのがよくわかります。
 
 
  ウッドチップを敷き詰めたお庭は、マルゴくんのプレイスペースに。奥のスチールラックには、休日にバーベキューなどを行う際の道具が収納されています。
 
 
 自分たちの理想の家づくりに対するビジョンを持つこと、それを一緒に実現しようと取り組んでくれる工務店さんとの出会い。その2つが一戸建て作りには欠かせないようです。
 
  
  
     
     
     
  


 
 