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もう虫は入れない!網戸や窓の隙間、換気口を見直す「快適リフォーム」のすすめ

夏になると気になるのが、家の中に入り込む小さな虫たち。実は、網戸のズレや換気口、ちょっとした隙間からでも侵入してくることがあります。本記事では、虫の侵入を防ぐために見直すべき住まいのポイントと、快適な室内環境を保つためのリフォームアイデアをご紹介します。簡単な対策から本格的なリフォームまで、快適で衛生的な暮らしを目指す方に役立つ情報をお届けします。

夏の虫トラブル、その原因は住まいの隙間?

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窓の隙間から侵入する虫とその原因

窓のわずかな隙間から入り込む虫の多くは、体が小さく、狭い場所も難なく通り抜けられます。代表的なものとしては、蚊、コバエ、アリなどがいます。さらに、カメムシやテントウムシといった虫も、隙間を見つけて室内に入り込むことがあります。こうした虫が室内に入りたがるのは、建物内の環境が屋外よりも過ごしやすいからです。特に気温の変化が大きい時期には、虫は適温の空間を求めて室内に入り込んできます。加えて、夜間に室内の明かりに引き寄せられる習性も、侵入の要因です。

劣化によってできる隙間からの侵入

網戸は長く使っていると、物が当たるなどして網目が破れたり、たるんだりすることがあります。そうしたわずかな傷みやほころびも虫は見逃さず、そこから室内へと入り込んできます。網戸に傷やゆるみを見つけたら、できるだけ早く修理や交換を行うことが重要です。さらに、網戸が破損していなくても、構造上すべての虫の侵入を防げるわけではありません。多くの網戸は「18メッシュ」という規格で作られており、その網目の大きさは約1.15mmです。このサイズであれば蚊(体長2~4mm程度)は通れませんが、コバエの中には1mmほどの小型種もおり、網の目をすり抜けてしまうことがあります。

また、侵入経路は網戸だけではありません。風呂場やキッチンなどの水まわりの排水口も、虫が入り込む代表的な場所です。下水管を通じてコバエが上がってくることはよくあり、ときにはゴキブリが侵入してくることもあります。そのほか、通気口やエアコンの配管まわりなど、屋外とつながっている場所には小さな隙間ができやすく、そこを通って虫が入り込むこともあります。これらの場所は通気や機器の使用に欠かせないため、完全にふさぐことができず、対策が難しいと感じる人も多いのが現状です。

光や紫外線も虫を引き寄せる?

引き違い窓の隙間から虫が入ってくる原因の一つに、光や紫外線に反応する虫の習性があります。とくに夜間は、室内の明かりに引き寄せられた虫が窓の周囲に集まり、窓の隙間から室内へ侵入してくることがあります。昔から使われている蛍光灯や白熱球が放つ光は、虫を強く引き寄せやすく、光が窓際にあると、虫はその光源を目指して隙間から入り込もうとします。そのため、夜間には窓のまわりに虫が多く集まりやすくなります。室内照明をLEDに切り替える、遮光カーテンを設置するなどの対策が有効です

防虫効果を高める網戸リフォーム

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高密度メッシュ・薬剤加工などの高機能網戸

虫の侵入対策として注目されているのが、「高密度メッシュ」や「薬剤加工」などの機能を備えた高性能な網戸です。高密度メッシュとは、一般的な網戸(18メッシュ)よりも細かい編み目を採用しているタイプで、24メッシュや30メッシュなど、より微細な虫の侵入を防ぐ仕様になっています。これにより、通常の網戸では防ぎきれないような小型のコバエなども通しにくくなります。また、薬剤加工が施されたタイプの網戸は、虫が網戸に近寄らないようにする効果が期待できます。網の表面に防虫成分が加工されており、虫が寄り付きにくくなるため、窓辺に集まる虫の数を減らすのに役立ちます。これらの高機能網戸は、見た目や通気性を保ちつつ、虫への対策レベルを高めたい場合に有効な選択肢です。設置環境や使用目的に応じて、適切な仕様を選ぶことが重要です。

玄関やロール式網戸の導入で虫対策を強化

窓だけでなく、玄関や勝手口などの出入り口からも虫が入り込むケースは少なくありません。こうした場所には、後付けが可能な「玄関用網戸」や「ロール式網戸」の設置が有効です。玄関用の網戸は、扉を閉めずに風を通したいときに便利で、通気性を確保しながら虫の侵入を防ぐことができます。固定式だけでなく、開閉のしやすいアコーディオンタイプやマグネット式など、さまざまなタイプが市販されています。

ロール式の網戸は、使いたいときに引き出して使用でき、使わないときにはコンパクトに収納できるのが特徴です。窓だけでなく、引き戸やドアにも対応した製品があり、スペースや用途に応じて選べます。これらの網戸は比較的簡単に取り付けられるものも多く、賃貸住宅やリフォームの際にも取り入れやすい点がメリットです。通気と防虫の両立を図る手段として、玄関や出入口への設置を検討してみるのも一つの方法です。

窓・ドアまわり&換気口の“隙間封じ”対策

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隙間対策にはゴムパッキンやモヘア・隙間テープの活用を

窓やドアの隙間からの虫の侵入を防ぐためには、専用の資材を使った対策が効果的です。その代表的な方法として、「ゴムパッキンの交換」「モヘアの取り付け」「隙間テープの施工」が挙げられます。ゴムパッキンは、窓枠や扉の隙間を塞ぐために取り付けられている部材ですが、長年使うと劣化して硬くなったり、縮んだりして密閉性が低下してしまいます。この場合、新しいゴムパッキンに交換することで、再び密着性を確保でき、虫や風の侵入を抑えられます。

モヘアは、細かい毛状の素材でできた隙間用のシール材です。主にサッシ部分に取り付けることで、わずかな隙間にもフィットしやすく、虫が通り抜けるのを防ぎます。モヘアは柔軟性があり、開閉時の動きにも対応しやすいのが特徴です。隙間テープを使えば、比較的手軽に対策が可能で、隙間に合わせてテープを貼るだけで密閉性を高め、風の通り道や虫の侵入口をふさぐことができます。しかし、市販のものは素材や厚みのバリエーションが多いため、使用箇所に応じた選定が難しいこと、シールが劣化しやすいことなどの難点もあります。

見落としがちな換気口にも防虫対策を

室内への虫の侵入経路として意外と見落とされがちなのが、壁面などに設けられている換気口です。通気のために常に外とつながっている構造上、虫にとっても侵入しやすいポイントのひとつです。このような換気口には「防虫フィルター」を取り付けることで、外から入り込む小さな虫を効果的にブロックできます。防虫フィルターは目の細かい不織布やメッシュ素材でできており、通気性を保ちながらも虫の侵入を防ぐ仕組みです。

ただし、フィルターは時間が経つとホコリや汚れが蓄積し、通気性能が低下する場合があります。そのため、定期的に状態を確認し、汚れが目立つようであれば交換や清掃を行うことが大切です。とくに夏場や虫の多い時期は、管理を怠ると防虫効果が下がってしまうこともあります。換気性能を損なわずに虫対策を講じるには、防虫フィルターの設置とこまめなメンテナンスが不可欠です。

虫の侵入を防ぐ家づくりで快適な住環境を実現するお手伝いなら、ぜひカシワバラにお任せください!

虫の侵入を防ぐには、まず原因を正しく理解することが大切です。そのうえで、網戸を正しい位置に設置したり、室内照明をLEDに切り替えるといった具体的な対策を行えば、窓まわりの虫の侵入を大きく減らすことができます。今回ご紹介した方法をぜひ実践し、より快適で清潔な住まいの環境を取り戻しましょう。不明な点がある場合や、どんな事例があるのかを知りたい場合は、カシワバラ・コーポレーションまでお気軽にご相談ください。お客様に最適なプランをご提案いたします。

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