【賃貸リノベ①】“リノベして貸す”!中古マンションの床づくり編

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      28歳で福岡へ移住し、築40年の物件をセルフリノベーションしながら生活。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。3軒目4軒目に続いて、築32年の中古マンション(5軒目)をリノベーションしてきた過程をお届けします。

      セーチのリノベ記録 五軒目

      こんにちは。祖父母の物件をセルフリノベーションしつつ、インテリアなどを作っているセーチです。

      築32年の中古マンションを賃貸向けにリノベーションします。
      広さは約70㎡、3軒目にDIYした中古マンションシリーズと同じ建物で、もう一部屋空きがでたので修理を依頼されました。※リノベーションの見積もりを業者に出したところ、採算が合わないので父から私に依頼されました。

      間取りを3LDKから2LDKに変更しリビングキッチンを大きくして、他の物件と差別化を図ろうと思います。 この部屋は賃貸として貸し出す予定なのでなるべく早く作業を進めていきます。

      中古マンション購入を検討している方 リノベーションを検討している方の参考になるよう、どこにどれ位の費用が掛かったのか最後にお届けしたいと思います。

      リノベ前の部屋

      広さは約70㎡、3LDKから2LDKに変更しリビングキッチンを大きめにして他の物件と差別化を図ろうと思います。築32年なので水回りは全て新品に交換予定です。
      所々壊れている箇所がありますが、築32年にしては全体的に綺麗だなという印象です。

      一度やったことのある作業で、要領は掴めているので約2週間で解体を終わらせたいと思います。

      解体作業

      現状はコンクリート床にクッションフロアを張っている状態です。
      廊下や和室が1段高くなっている仕様なので、床を作り直し玄関から各部屋までの段差が無いように作り変えます。一度壁や設備は全て撤去します。
      ※先に扉を外したりカーテンレールなどを撤去、外せるものは先に外しておきます。
      リビングと和室の壁をぶち抜いてL字のリビングキッチンに変更します。
      石膏ボードを剥がし終わったら、間柱を丸ノコで切断、真ん中らへんに切れ目を入れて力で引き抜きます。
      押入れはクローゼットに作り変えるので全部解体します。
      廃棄しやすいように石膏ボードは土嚢袋に詰めて片付けておきます。
      前回、壁紙を剥がしてから石膏ボードを廃棄しましたが、石膏ボード破棄の値段ではなく混載の値段になったので、今回は壁紙がついたまま解体しました。
      もう一部屋の和室も全て解体、この部屋は6畳の洋室に変更予定です。
      畳の撤去は1人だとキツイので父と一緒に搬出。

      浴室横の壁は残したかったのですが、間柱がたわんで壁に線が入るので下地から作り直します。
      電気配線も全てやり変えるので天井も解体します。
      築30年くらいの家だと200Vコンセントが付いていないので、大きい容量のエアコンが取り付けられません。18畳のLDKにするので、200Vのエアコンに対応できるように、太さ1.6mmではなく2.0mmの太い配線を天井裏に仕込みます。

      キッチンを解体

      扉、吊り棚、換気扇と外せるものは全て外します。
      棚の下にケイカル板がついているので、外してから上段棚を分解。
      棚通しと壁にビス止めされているので外したら簡単に解体できます。
      ガス栓と水栓は触らず、手前の分解できるとこまでを解体。
      排水管の立ち上がり部分を切断し、流し台を壁から引き抜きます。
      流し台は天板を外したら後は箱が組み合わさっているだけなので、ビスを外すと簡単に解体できます。キッチンを解体し終えたら一度木材を廃棄しにいきます。
      キッチンの壁に付いていたタイルは、石膏ボードと混ぜて廃棄できないのでスクレーパーを使って剥がします。下地の石膏ボードもかなり傷んでいるので新品に交換してキッチンパネルを貼る予定です。

      お風呂を解体

      お風呂の解体は順番に外せばすんなりできます。
      換気扇のビスを外して、天井を降ろしたら壁の四方で固定されているビスを外して壁を分解します。
      風呂釜は壁に引っ掛けているだけなので、上に引っ張れば簡単に外れます。
      ユニットバスはパーツを組み立てているだけなので一度仕組みを理解すれば解体は簡単。
      パーツ1つ1つがかなり重たいので解体作業は大変ですが1人でできないことはないです。

      床のクッションフロアを剥がす

      お風呂の解体が終わったら、最後にクッションフロアを剥がしていきます。
      以前はスクレーパーでひたすらめ剥がし腕がパンパンになったので、今回はマルチツールの先に取り付けるスクレーパーを購入。楽に作業ができそうです。
      こびりついている所はマルチツールの方が良かったのですが、普通に剥がせる所は手動の方が綺麗に剥がれたので、途中からマルチツールは使いませんでした。
      床を綺麗にしたら、石膏ボードを廃棄して資材を搬入します。

      資材搬入

      作業で結構キツイのが資材の搬入。
      9.5mm厚の石膏ボード1枚あたりが11㎏で、それを100枚近く積み込んで部屋まで運ばないといけません。
      木材は4000mmの長いサイズが必要なので材木店で発注。
      木材も壁や天井に床を作り直すので大量に使います。
      右の木材はいろいろな場所で使う 30mm × 45mm 木材
      左の木材はは主に床の下地で使う 15mm × 90mm 木材

      今回の床作りは、防音対策を兼ねないといけないので10mmのゴムを敷いてから15mm厚の木材を上に固定します。ゴムと根太を合わせると、コンクリートからの高さが25mm、25mmあれば配水管を床下に通すことができます。

      築32年マンションを貸し出すまで。【賃貸向けリノベーション1話】

      次回から下地作りに入りたいと思います。
      壁の断熱と、できれば床の防音対策まで進められたらと思っています。
      これからマンション購入を検討されている方、中古住宅のリノベーションを検討している方、タグに「セーチのリノベ記録 五軒目」とつけているので、順を追って読めばリノベが完成するような構成です。ぜひ参考にしてくださいね。
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