【ルームツアー】「青と赤の部屋と。」を紹介

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      カシワバラグループ提供のリリー・フランキーさんナレーションのTV番組「部屋と、リリーと」。この番組は、自分自身で作った理想のお部屋にお邪魔する番組です。 カシワバラグループであるカシワバラ・コーポレーション運営の「DIYer(s)」編集部では、これまで放送してきた番組内容をご紹介します。

      フェチな視点でオンリーワンの暮らしぶりを紹介するTV番組「部屋と、リリーとvol.12」

      今回は、シーズン1で2023年1月31日(火)に放送された「青と赤の部屋と。」をご紹介します。

      早速、お邪魔します。
      鍵といえば、MIWA。鍵メーカーについて語るなら「美和ロック株式会社(MIWA)」は外せない。鍵の国内シェアNo. 1。世界約50カ国で販売されている世界的な企業です。
      ドアを開けると和モダンな空間が広がっています。
      古い家屋って、玄関などが暗くなりがちですが、こちらのお宅は、曇りガラスから柔らかな光を取り込んで、自然な明るさ。いい雰囲気です。
      青と赤で統一されているということですが、青というよりは藍色くらいの落ち着いた色味で、和の雰囲気も感じます。ストーブや椅子などは、古いものなのでしょうか。レトロな小物使いで落ち着いた空間ですね。絵画とラグの色味がアクセントになっています。
      背の低い家具が揃っていて、気持ちのいい見え方ですね。
      プロっぽいシンクで、使い勝手が良さそう。物を出しすぎず、隠しすぎず、良い塩梅の生活感です。
      パーテーションも和っぽいテイストで、空間に合っています。
      青い壁は2種類の塗料で、こちらはツヤを消してマットに。
      この青は湿度を調節する珪藻土を使用。
      黄色っぽい絵画は壁と補色の関係だけれども、絵の中に青も入っているせいか、空間と調和しています。

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      珪藻土とは
      自然素材の一種であり、建物の壁面にペイントする際に利用されることがある。通常、珪藻土は微細な珪藻(藻類の一種)の化石から作られ、その特徴的な吸湿性や放湿性、防カビ効果などが注目されている。
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      赤色が登場。遊郭をイメージして赤にしたそうです。
      小さなオイルヒーターの白も、フランスの国旗みたいで、いい感じに収まっている。
      こちらも和を感じる朱色で、トイレも赤で統一されています。壁はところどころ黒いところもある。トイレカバーは黒ですね。赤と黒の空間、ちょっとセクシーな感じもします。
      天井は異なる3つの造り。
      枠だけ残した部分。
      寝室は古いままにしてあります。
      天井のディテールを工夫するのも、空間の演出になるのですね。
      うーん、ぐっすり寝れそうな部屋。
      窓の内側に障子……?まるで内側に雨戸がついているようで斬新です。窓辺にはカーテン以外にも、こういう選択肢があるなんて、意外でした。
      ワークショップで作ったひょうたんランプ。光の反射が面白いですね。
      障子の格子には板を貼り付けました。やっぱりこの家にはサッシは見せたくないですもんね。
      古くなっていた床は塩ビタイルでリメイク。傷に強く、DIY初心者でも貼りやすい。

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      塩ビタイルとは
      耐水性に優れ、清潔でメンテナンスが容易。多彩なデザインとカラーバリエーションがあり、インテリアに個性を与えることができる。低コストで耐久性に優れ、断熱性もあるため、建物内外で広く使用されるほか、キッチンやバスルームなど水回りにも適している。
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      元々あった地袋(じぶくろ)はそのままテレビ台に。

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      地袋とは
      床面に接する低い位置に設けられた袋戸棚。主に和室の窓下や床脇に配置され、襖で開閉する。物を隠すだけでなく、和室の美意識や伝統的な建築文化を表現する要素としても機能している。
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      古いものや日本的なものを大事にしているのが窺えます。
      旅館にあるような灰皿、扇子と金屏風。唐突なのに、部屋にしっくり来ているのが面白いですよね。テーマは、殿様の部屋……?
      このテーブルはアンティークのミシン台を再利用。
      足踏み式で懐かしい。
      リリー・フランキーの小説集「ボロボロになった人へ 」。2003年のものです。
      そんな彼のお気に入りの空間はデニムをリメイクしたソファ。
      ジーンズ、何本分なんでしょうね……。
      本の装丁とデニムカバーの星がお揃いに。
      壁の色に赤と青。そう聞くとびっくりしますが、実際に見てみるとしっくり来ていて、和とモダンが融合した、とても温かみのある部屋でした。
      DIYだからこそ、スタイルに捉われずに遊び心あふれる空間を生み出せるのだと思わせてくれたお部屋でした。


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