壁から変わる世界観。『モノクロ』『北欧』『マリン』を実際に塗り比べてみた

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      28歳で福岡へ移住し、築40年を超える2軒の物件をセルフリノベーション。その様子をブログメディア「DIY MAGAZINE」で公開しているセーチです。新しい物件に向けていろいろ試したいと思い、6畳和室の壁に新商品の塗料を塗ってみました。普段使わないようなブルー系やグリーンなど塗ってみたので、雰囲気を確かめたい方は是非参考にしてください。

      6畳和室の壁を6色に塗装する

      どこにでもある6畳和室の1壁。
      この壁に「モノクロ」「北欧」「マリン」というシリーズの塗料6色を塗っていきます。
      同じ家具をセットして、壁の色が変わると部屋がどんな風に変化するのか試してみます。

      マスキングテープとマスカーで畳と壁を保護

      壁を塗装する前に、塗装面以外を保護します。
      床面にはマスカーを敷いて、壁にはマスキングテープを使って両隣の壁を保護。
      どちらもホームセンターで数百円で売っているので、多めに買っておくと良いです。

      モノトーンの世界を表現した「モノクロ」シリーズ

      今回使う塗料にはそれぞれテーマが決まっていて、その中でもダントツ好みの「モノクロ」シリーズ。
      インテリアに合わせやすいモノトーンのバリエーション(7色展開)で、天気の移り変わりや都市や街、自然の風景の中に存在するモノクロームの色を拾い出し、それぞれ色の名前を付けているそうです。

      白に近いグレーから、黒に近いグレーまで7色展開されているので、グレー系で探している方は好みの色が見つかると思います。
      1色目に使う塗料は「サンシャワー」(天気雨)
      「サンシャワー」の色は、晴れた日の午後、突然暗くなり太陽と同居したような不思議な気持ちになる空模様をイメージしたカラー。
      ※3番目に明るい色です
      蓋が柔らかいので、缶を回転させながら力を均一にかけて開けると綺麗に開きます。
      モノクロは艶無しタイプで、落ち着いたマット感のある仕上がりになるそうです。

      2㎏缶で14㎡~16㎡(畳約9枚分)塗装することができるそうです。
      6畳1壁を塗るには1缶あれば十分足ります。
      各塗料は、壁紙・各種ボード・コンクリート・鉄部・窓枠などの木部に塗ることができます。
      「サンシャワー」の色はメーカーサイトだとパステルカラーの家具と合わせて使っています。
      グレーの中でも柔らかくて薄い色なので、家具にピンクやイエローなど明るめの色を少し取り入れると合いそうです。
      1面塗り終えたので家具を置いて雰囲気を確認。
      今まで使ってきたブルーグレーに近い色でした。

      一面塗り終えたら、マスキングテープで囲んだラインに2色目の塗料を使います。
      同じく「モノクロ」シリーズのプロムナード色。
      プロムナードの色は、休日の晴れた日のいつもの散歩道、街中の石畳をイメージしたカラーだそうです。
      サンシャワーより1段階濃い塗料。
      塗った直後はほぼ同じ色なので、あれ!?塗れてる!?と焦りました。
      まわりをハケで塗装したら、残りはローラーを使います。
      乾いてくると色が濃くなるので、塗装した場所が次第に浮き出てくるような感じでした。

      ※塗料が完全に乾く前にマスキングテープは外します。
      マスキングテープを剥がすと綺麗なラインが完成します。
      色が1段階違うだけで色の違いがはっきりしますね。
      ※真ん中のラインがプロムナード、上下のグレーがサンシャワー

      今回は横ラインになるよう塗装してみました。
      縦ラインを机の縁に合わせて塗装しても面白そうだと思ったので、機会があればやってみようと思います。
      ラインの雰囲気を確かめた後は、プロムナードを壁全体に塗りました。
      落ち着いた色が個人的にかなり好きです。
      薄い色の家具に白いラグが合いますね。

      この組み合わせはどこの部屋で使っても違和感ないので重宝しそうです。

      「北欧」シリーズを塗ってみる

      3色目からはシリーズが変わり「北欧カラー」を塗ってみます。
      「北欧カラー」は北欧インテリアに合わせやすい色で展開されていて、鮮やかな色に、ほんの少しだけグレーを混ぜた優しいナチュラルカラーに仕上げているそうです。

      北欧カラーは6色展開でピンクにグリーンにイエローと部屋が明るくなるような色が多いです。
      グレーの上から重ね塗り。
      壁を塗装する時はローラーにたっぷり塗料を染み込ませ、しぶきが飛ばないようにゆっくり塗ります。
      「モノクロ」シリーズとは雰囲気が変わり、優しい色合いの部屋になりました。
      薄いベージュ色は普段選ばないので新鮮です。
      上から重ね塗りしてみます。
      北欧シリーズも2㎏缶で14㎡~16㎡(畳約9枚分)塗装することができるそうです。
      こちらも6畳1壁を塗るには1缶あれば十分足ります。
      グリーン系は今まで選んだことが使ったことがないので、どんな仕上がりになるかドキドキしてました。
      グレーが入っているからか、想像より優しいグリーンで観葉植物と木製家具に合わせやすいと思いました。
      なんかホッコリして落ち着く空間になりました。

      「マリン」シリーズを塗ってみる

      「マリン」という名前の通り、薄い水色から濃い青に夕暮れ時の空と海のオレンジと夏を感じるカラー展開になっています。
      ターコイズブルー色の海岸の絶景をイメージした「ショア」
      「マリン」シリーズは1缶1㎏、畳約4枚分塗ることができます。
      6畳~8畳の壁1面塗るには2缶必要です。
      個人的に青色が好きで「DIY MAGAZINE」のイメージカラーも青にしました。
      ターコイズブルーを壁1面に塗る機会はなかなか無いと思いますが、好きな系統の色なので仕上がりが楽しみです。
      爽やかなターコイズブルーも良いですね。予想よりしっくりきているので驚いています。
      部屋に塗装するのも良いですが、水回りの壁や小物類の塗装に使うと良さそうです。
      6色目は「ショア」より2段階濃い「サブマリン」を塗ります。
      サブマリン色は、深海の暗い場所にうっすらと届く光は、神秘的なネイビーブルーをイメージしているそうです。
      全体を塗装する前に、絵を飾る場所に合わせて塗装してみます。
      四角の大きさは適当に。流石に2段階色が違うと濃いですね。
      はみ出さないよう慎重に塗装。
      乾く前にマスキングテープを剥がします。
      サブマリンを塗装した上に絵を置いて、影ができているような見せ方をしてみました。
      同じ系統の色を使ってこんな風に塗るのも楽しいですね。
      奥行きがあるように見えて面白いです。
      「サブマリン」を壁1面に塗りました。
      青というよりネイビーに近く、暗過ぎず青過ぎないシックな雰囲気がかなり良いです。
      男性に人気がありそうな色ですね。

      DIYで壁を塗るだけ!あなたはどの「シリーズ」が好き?

      今回使用した「モノクロ」「北欧」「マリン」シリーズの塗装している作業風景を動画にしました。

      【DIY】壁が変われば部屋が変わる!『北欧』『モノクロ』『マリン』あなたはどの色が好き?

      今まで選んだことが無かった色や、面白い塗り方などいろいろ試すことができました。
      他にも使ってみたいなと思う色があるので機会があれば塗ってみたいと思います。
      部屋の雰囲気を変えてみたいと思っている方「モノクロ」「北欧」「マリン」好きなシリーズを使ってみてください。
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